ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー!! 帝国令005

他の曲を 新作は無いか・・・  勘弁してください

!!注意!! この項の内容はフィクションであり、
実際のゲームではこのような事態は絶対に起きません。(そうなった方が良いかも)

 

−ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャーオープニングテーマ−
「ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー」
(元:電磁戦隊メガレンジャー)

「ヴァレンヌ戦隊!」
 「アヴァレンジャー!!」

 コペで飛ぼうぜ 五人立ちこぎ皆で揃って
 重力なんて気にしない 気分は最高…?
 だけどびっくり 視界がどんどん薄れてく
 なんだか限界 落下の予感
 どつこうぜ ヤキいれようぜ ヒラガに
 行くぜアヴァ!変わるぜアヴァ! 補欠とはおさらばさ
 見ろよアヴァ!決めるぜアヴァ!
 体が勝手に暴れだすんだ 百万倍の御乱心
 俺達アヴァ!アヴァ!アヴァ!ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー

 ゲームの戦士に…ってそれ俺達なんだよ嘘じゃない
 イカれてるこのマスク 気分は最高…?
 だけどびっくり ほんとのバトルってこんなんだっけ?
 リセットできちゃう気楽な勝負
 蹴り入れようぜ ぶん殴ろうぜ ヒラガを
 行くぜアヴァ!変わるぜアヴァ! 意識がこんがらがってく
 見ろよアヴァ!決めるぜアヴァ!
 空の彼方に散ったみたいだ 百万倍の反抗心
 俺達アヴァ!アヴァ!アヴァ!ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー

作:強襲破壊者様 

〜ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー〜
帝国令005:戦慄の改造モンスター!
          Dr.サイフリートの挑戦!!
第1話 南バレンヌの戦い!!

(BGM:「クジンシーとの戦い」スタート!!)
ここは南バレンヌ龍の穴の北西の荒野。今ここでは巨大モンスターと
正義の戦士達の熱い戦いが繰り広げられていた!!
「うおりゃ〜〜〜!とどめだ!!コッペリア・アイビーム発射あぁぁぁ!!!」


ズビーーーー!!・・・ドカアァァァァンンン!!!

キングコッペリアの目から発射された強力なビームが空を舞う巨大モンスター火竜の急所に命中!!
そのまま失速し、近くの林の中によろよろと墜落していく!!
「ヘクターレッド、追うのよ!」
「おうっ!」
ヘクターレッド達アヴァレンジャーの面々はキングコッペリアから降り、林の中に墜落した火竜を探し始めた。
「おそらくとどめは刺したと思うが、一応生死を確かめておくか。」
「そうですわね、念には念を。それに何であんなモンスターがこんな地方に姿を現したのか気になります。」
「とりあえずこの辺に墜ちたのは間違いないし、手分けして探しましょ。
 私とブルー、ピンクはこっちを。イエローはレッドの面倒を見てちょうだい。」
「わかった。俺がレッドの面倒を見よう。」
「おいおい、“面倒”ってどう言う意味・・・・。」
と、ヘクターレッドが文句を言いきるよりも早く三人は林の中に消えていった。
「ほれ行くぞヘクターレッド。なに、意味がわからないこともいつか理解出来る日がきっと来るさ。」
「てめえら・・・俺を何だと・・。」
ヘクターが納得いくいかないには関係なく火竜の捜索が開始された・・。

(BGM:「ジャングル@RS3」スタート!!)
 ヘクターレッドとベアイエローの二人が捜索を開始してから5分・・・。
「お、おいベアイエロー・・・。」
「ん?どうした?」
「俺ちょっともう我慢できそうにねえや・・。さ、先にいっといてくれ。」
と、言うなりヘクターレッドは林の中に消えていった。
もれそうだ〜!!という叫びから察するにどうやら生理現象のようだ。(ヤレヤレ・・・. by 乱兄)
それと同時にベアイエローに仲間からの通信が入る。どうやら別働隊の三人が火竜を発見したらしい。
そして・・・・・。
「ふ〜〜〜、間一髪間に合ったぜ。しかしいちいち有事の時に変身とくのは面倒くせえな。
 今度ヒラガのじじいにチャックをつけてもらうように・・・。」
ヘクターが用を済ませその場を離れようとしたその時!!!


ドカアアアァァァァァァァァンンン!!!!!

突然の爆発音!!林に住む野鳥達が一斉に飛び立つ!!!
林のどこかで何かが爆発したのだ!!
「な、何だ!!?」

第2話 ソーモン地下にて

(BGM:「街1」スタート!!)
「どうだ?ヒラガのじーさん。」
「とりあえず命に別状は無いが、絶対安静じゃ。」
ヘクターを除く4人はソーモンの地下、アヴァレンジャーの基地の医務室のベットで治療を受けている。
ヘクターの手には機械の部品が握られている。
先ほどの林の爆発はモンスター火竜が自爆した際の物であった。
ヘクターを除く四人が横たわる火竜に近づいたその時、突然事は起こったのだ。
ヘクターがその場に駆けつけたとき見た物は無惨に傷ついた仲間達と、
黒炭と化した木々、そして辺り一面に散らばる機械の残骸であった・・・。
「むう・・・しかしヘクター君が持ち帰ったこの機械・・。
 非常に精巧なメカじゃ・・。この天才ヒラガを差し置いて一体誰がこのような物を・・・。」
「おいジジイ、いったいあの火竜は何者なのか調べろよ。」
「ちょっと待っておれ。このメカニズムを目の前にしてお主はなんとも思わんのか?」
その時、ヘクターはヒラガの目の色が変わっているのに気づいた。
「この美しい配線、宝石のような金属の輝き、
 そしてこのICチップの一つ一つをニックネームで読んでやりたくなるような愛らしさ・・。
 ムフフ、ムフムフムフ〜〜〜〜〜〜〜〜。」
「お、おい・・ジジイ・・・。」
「ウヘヘ、ウヘウヘ、ムヒヒダラダラジュル〜〜〜〜・・・・。」
 これ以上ヒラガと同じ時間を過ごすことに命の危険を感じたヘクターは基地を後にし、
傷薬を取りにアバロンへと帰っていった。

(BGM:「帝都アバロン」スタート!!)
「お〜す、アリエス。」
たまたま宮殿内を歩いていた宮廷魔術士アリエスはヘクターに呼び止められた。
彼の心にイヤな予感がよぎる。
「おいアリエス、ちょっと倉庫の傷薬を借りたいんだけどよ、おまえちょっと見張ってろ。」
「ええっ、だめですよヘクターさん!倉庫の物を陛下以外の者が使用したり
 持ち出すことは禁止されていることはご存じでしょう!?」
「うるせえなあお前は〜〜。俺とお前の仲だろ〜?」
「どんな仲ですか!?とにかくいやです!
 この前勝手に皇帝液を飲んで二人とも減給になったの覚えているでしょう!?」
「なにお〜〜!!俺の言うことが聞けねえのかこのやろ〜〜!!」
「うわ〜〜〜!!暴力反対〜〜〜!!!」
と、その時!突然の地響きがアバロン宮殿を襲った!!


ゴゴゴゴゴ・・・!!

「な、なんだ!?」
外に飛び出したヘクターが見たものは・・・・・!!!

第3話 狂気の科学者現る!!

「うおおーー!!なんだーーあれはーーーー!!」
ヘクターが見た物はなんと巨大サイズでアバロンの町にたたずむ七英雄ダンターグの姿だった!!
地響きと思われたのはダンターグの足音だったのだ!!
「あ、あれはダンターグ!!ばかな、あいつは先の遠征で陛下の手で討伐されたはずなのに・・・・!」
(BGM:「七英雄バトル」スタート!!)
「そうは言ってもアリエス・・・あれは間違いなくダンターグだぜ!?」
ダンターグはその頭を宮殿の方に向け、一呼吸置いたと同時に
なんと!口から極太の怪光線を発射した!!


ドカーーーン!!

「うわっ!!」
「な、なんだ!?ダンターグはあんな攻撃方法など持っていないはず・・・!?」
その時!ダンターグの口からなにやら人間の物と思われる声が響きわたった!!
『はっはっはっ!!初めましてアバロンの諸君。私の挨拶は気に入ってもらえたかな?』
「な、なんだ?何者だこいつは!!?」
ヘクターの問いに答えた訳ではないようだが、その声は自らの名を名乗り始めた。
『私の名はサイフリート14世、またの名をDr.サイフリート!!
 そしてこれは私の最高傑作メカダンターグだ!!』
な、なんと声の主はかつてあのカンバーランドを混乱に陥れた悪人、
サイフリートの子孫、Dr .サイフリートだった!! (こやつ,子供がいたんだ・・・. by 驚愕した乱兄)
「な、何ーーー!!」
『ふふふ、我が先祖の恨み・・・思い知るがいい!!いでよモンスター軍団!!』
メカダンターグがその手を天に掲げると突如上空の空間が歪み、大量のモンスターが現れだした!!
「ああっ!あのダンターグが術を!きっとあれはヴォーテクスの応用です!!」
「く、くそっ!!アリエス、こうなったら迎え撃つしかねえ!!
 すぐに帝国兵全員を集めて戦闘態勢に入るんだ!!」
「は、はいっ!」
アバロンの町を蹂躙するモンスター軍団!!
そして改造され、より強力に、より巨大になったメカダンターグ!!
はたしてアバロンの運命は!?

第4話 モンスター軍団の驚異!!

「重装歩兵は前へ!!各種術士と帝国猟兵は後方から支援するんだ!!軽装歩兵部隊は・・・!」
宮殿内は軍師とインペリアルガードの指示で戦闘準備が行われていた!!
宮殿内には避難してきた町の人々の姿もある。
「ちくしょう・・!こんな時にルドン高原にモンスターの討伐に行った陛下が戻って来てくれれば・・・!!」
「お〜い!ヘクター!!」
戦闘の準備をしているヘクターの耳にジェイムズの声が聞こえてきた。
「おお、みんな!!どうしたんだ!?」
「騒ぎを聞きつけて駆けつけたのだ。私も戦うぞ!!」
「しかしまだ傷が・・。」
「この程度の傷、どうということは・・・・ぐうっ!」
ジェイムズの身体に激痛が走る!
やはりあの爆発は四人の身体にかなりのダメージを与えているようだ。
「ジェイムズ!大丈夫!?無理しちゃだめよ!!」
「どうやらあの火竜もDr.サイフリートの仕業ですね・・・。
 でもどうやってサイフリートはモンスターをあやつっているんだ・・・!?」
 「いや、まてよ・・・そういえば聞いたことがある!
 モンスターを意のままに操る技術がこの世にあるとか無いとか・・・。」
その時!


ドーーーン!!

『うわーー!!このままじゃ城門が破られるぞ!!みんな、出撃だ!!』
「くそっ!モンスターのやつらめ!!いくぜっ!!」
「ああっ、ヘクター!!」
「ジェイムズさん!ここはヘクターさんに任せましょう・・・。」
「く・・・任せたぞ、ヘクター・・・。」

第5話 モンスター秘闘法!!

(BGM:「YELLOW STORM@真・三国無双」ってこれはマズイか・・・,「七英雄バトル」のまま)
アバロンの町はモンスターであふれかえっていた!!
モンスターと帝国兵の攻防戦!技が、術が、辺り一面に広がる!!
「くらえええ!切り落とし!!」
ヘクターがモンスターに斬りかかる!
しかし後方から別のモンスターによる火炎攻撃がヘクターを襲う!!
「うわっ!こ、こいつらモンスターのくせに連携攻撃を・・・!!」
ヘクターが気づいた時にはすでに周りをモンスターに取り囲まれていた!!
普段と違うモンスター達のコンビネーション攻撃に帝国兵達は苦戦を強いられる!!
「フハハハ・・・!!そろそろ決着をつけてやるか!!それっ、ポチ。」
サイフリートがある装置を作動させると突如、モンスター達の攻撃が激しさを増しだした!!
「な、なんだ?いきなりモンスターが興奮しだしたぞ?」
ジェイムズ達は城門の裏で負傷者の傷の手当をしていた。
「うわあっ!」
「どうしたんだ?馬番!?」
モンスターが暴れ出すと同時に馬小屋の馬が興奮しだした!!
「そ、それが馬が急に暴れ出して・・・、いつもはおとなしいヤツなのに・・・?」
「そ、そうかやはりあれはプリズム催眠法!!」
「なんですって!?教えてベア!プリズム催眠法とはなんなの!?」

(BGM:ここのみ「七英雄の伝説 オリジナルヴァージョン」)
 プリズム催眠法(ぷりずむさいみんのほう)・・・
   いまや世界中に生息するモンスターは、その攻撃力の高さで多くの人々に恐れられている。
   しかしカンバーランド近海の島、プーリズ・ム・ラーイ島にすむ先住民は
   モンスターのその知能の低さに目をつけ、長年の試行錯誤の末
   ついにモンスターを意のままに操る法を完成させた。
   こうして生まれたのがプリズム催眠法である。
   これの要諦は人間には聞こえぬほどの高周波をモンスターや獣に
   聞かせることにより対象を一種の催眠状態に陥れることにある。
   知能ある人間によって統率されたモンスターの攻撃力は
   当時、この世に敵なしと言われるほどの物であったという。
   なお、この法はあまりにも人々の驚異となったので、当時のカンバーランド国王に
   よって禁止令が出され、現代に伝える者はいなくなったと言われている。
   ちなみに術の中にプリズムライトと言う術があるが、これは前述の
   プーリズ・ム・ラーイ島の名に由来することは言うまでもない。
        帝国書房刊「かわいいペットシリーズ15・モンスターの正しい飼い方」より

「つまり高周波を出しているメカダンターグを倒せば雑魚モンスターは静まるはずだ!!」
「なるほど!ヘクター!!メカダンターグを破壊するんだ!!」
「解った!よし!キングコッペリアを出動させるぜ!!」

第6話 メカダンターグを倒せ!!

アバロンの町を蹂躙するモンスター軍団!!はたして・・・
「ハハハハハ・・・!!これでアバロンは我が物だ!!」
アバロンの町に悪人の声がこだまする!
『いけええっ!!コッペリア・ロケットパーンチ!!」


バキイッ!!ドゴーーーン・・・!!!

「ほ、ほげーーー!!!」
思いも寄らぬ攻撃にメカダンターグは体勢を崩された!!
それと同時にプリズム催眠音波が止まった!!
雑魚モンスター達はその場に倒れ、気を失っていく!!
「ああっ!プリズム催眠音波発生装置がぁぁぁ!!な、なにもの!!」
「コレ以上テメエノ好キ勝手ハサセネエゼ!!コノキングッコッペリア様ガ引導ヲ渡シニ来タゼ!!」
「ふん!こざかしい!私の最高傑作メカダンターグに敵はおらん!!くらえゴタンダ・ビーム!!」
メカダンターグの口から極太のビームが発射された!!
それを間一髪でよけるキングコッペリア!!的を外したビームが近くの民家を直撃する!!
「あ、あぶねえ!!やりたがったなキンコペ!一発かましてやれ!!」
「オウ!パンチハ武器デス、コッペリア・コークスクリュー!!」


ドガアッ!!

「ぬうう!やりおったなダンターグ・デカ足キック!!」

バキイッ!!

「ぐおっ!結構パワーあるぜあいつ・・!!しかしなんでダンターグが・・・。」
「フフフ、教えてやろう!実は皇帝に倒されたと思われていたダンターグはまだ生きていたのだ!
 私は虫の息だったダンターグを回収、改造し、その進化能力を操作して巨大化させ、
 さらにメタル化する事によりメカダンターグを完成させたのだしたのだ!!
 ダンターグのパワーと私の科学力、さらに術法回路も組み込んで・・・・とにかくすごいのだ!!
 ハッハッハッハッハ!!」
「何いっ!こっちだって古代アウストラスの技術を動員したロボットだ!
 てめえみたいな訳のわけのわからねえのに負けるわけにはいけねえぜ!!」


ドウッドウッ!!

メカダンターグの背中からミサイルが発射される!!
それをビームで迎撃するコッペリア!!しかし迎撃し損ねたミサイルがボディを直撃する!!
「おわああっ!!」
キングコッペリアの身体のあちこちから火花が飛び散る!!
「ち、畜生!!ヒラガのジジイ、火竜戦後のメンテナンスやってねえな〜〜〜!?」
「アア、ナンカ火竜ノパーツヲ使ッテ開発中ノメカヲイジクッテタゼ。『これで完成じゃ〜〜。』トカ言ッテタナ。」


「ジ、ジジイ!!あとで覚えてろよ〜〜!!!」
キングコッペリアVSメカダンターグ!!はたして勝者はどっちだ!?

第7話 城外大乱闘!!

キングコッペリアとメカダンターグの激闘は周りにも被害を及ぼしていた!!
「くらええ!!コッペリア・アイ・ビーム!!」

ズバーーーー!!!

「なんの!サイフバリアー!!」
ビカーー!!

バリアーによって跳ね返されたビームが近くにいた帝国兵に直撃!!

ドカーーーーン!!

「うわ〜〜〜!!」
「バカヤロ〜〜!!ちゃんと狙え〜〜〜!!!」
「ううう・・・(霧隠れしてたのに避けられんかった・・・。)」
帝国兵からブーイングの嵐だ!!
「あ、や、やべえな・・・。おいキンコペ!場所を変えるぞ!!」
「オウ!了解!!」
キングコッペリアはアバロンに門外に向かって走り出した!
「コレデモクライヤガレ!!」
キングコッペリアは、足下に起きていた瓦礫をメカダンターグに向かって投げる、投げる、投げる!!


ドコッ!バキッ!ズカッ!
「いたっ!いたたたた!!お、おのれ〜!!この私をバカにしおって!!」
怒ったDrサイフリートはキングコッペリアを追いかけてくる!
「よしっ!作戦成功だ!!キンコペ、近くの高原まで走るんだ!!」
2体のメカはアバロン近くの高原に向かって走っていった。
「よし、我々も行こう!」
「そうね、ここでじっとしている訳には行かないわ!」
「しかしヘクターのヤツは一人で大丈夫なのか・・?」
「私たちにはヘクターさんを応援する事しか出来ません、ここはヘクターさんを信じるんです!!」
ジェイムズ・ベア・アンドロマケー・テレーズの4人は互いの顔を見合わせ、
うなずくとキングコッペリアの後を追っていった。

(BGM:「四魔貴族バトル1@RS3」スタート!!)
「ま、まてい!もう逃げられんぞ!」
「よし、この辺で良いだろう・・・逃げたんじゃねえ!!場所をかえたんだよ!!」
「ふん、どこだろうと同じ事!!いくぞ!」
「望むところだ!こいっ!!」
ドカッ!バキッ!!ぶつかりあうパワーとパワー!!!
果たして勝負の行く末は!?

第8話 メカダンターグを撃て!!

「はあ・・・はあ・・・さ、さすがに一人で五人分の操縦は、きついぜ・・・。」
いつもとは違って一人での操縦による戦闘はヘクターに多大な負担をかけていた。
「大丈夫カ?ヘクター?」
「お、おうなんとかな。しかしこりゃあ早く決めないときついぜ!!」
動きの鈍くなったキングコッペリアのわずかな隙をついて、メカダンターグが尻尾で攻撃を仕掛けてきた!!
「うわっ!しまった!!」
メカダンターグの尻尾がキングコッペリアを締め上げる!!
「ウワアアアア!!!」
メキメキ、という音を立ててボディが締め上げられて行く!!
「ふははははは!!貴様の力はそんなものか!!そろそろ終わりにしてやる!!」
キングコッペリアの装甲がいびつにゆがんでゆく!!ボディのあちこちからは黒煙が立ち上がり、悲鳴を上げている!!
「フフフ・・!!とどめだっ!!」
絶体絶命かと思われた、その時!!
『光速音速バラージシュートォォォ!!!』


ズガズガズガーーーン!!
「うわあああ!!な、なにがおこったのだ!?」
『そして、水鳥剣!!』


ズバアアアアアッッッッ!!!
怒濤の連続攻撃がメカダンターグのコクピットを直撃!!
キングコッペリアを巻きあげていた尻尾が緩まる!!!
「な、何者!?」
『そこまでだ!!Drサイフリート!!』
なんと、そこにいるのは変身したジェイムズブルー達だった!!
(BGM:「怪傑ロビンのテーマ“この世に悪は栄えない!」スタート!!)
「ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー参上!!貴様の悪行もここまでだ!!」
「み、みんな!!」
その時キングコッペリアのコクピットに通信が入ってきた。
「ジジッ・・ヘクター!!今だ!メカダンターグを倒せ!!」
「みんな・・・すまねえ!!・・・よしいくぜ!!コッペリア・スパイラルチャージ・アタック!!」
キングコッペリアは自らのボディを槍に見立て、スピンしながらメカダンターグに突っ込んでいった!!
「な、なにぃ!?」
「コレでお前もおわりだぜーーーー!!!」


ドガアアアアアアアアアアッッッッ!!!!
キングコッペリアのボディがメカダンターグの身体に風穴をあけた!!
「やったぜ!俺達の勝利だ!!!」 (BGM:「勝利」スタート!!)

第9話 恐るべき力!!

腹部に大穴を開けたメカダンターグ。その動きは完全に沈黙する・・。
「ふー、やったぜ。」
『ジジッ・・・ヘクター、大丈夫か?』
「おう。しかし助かったぜ、みんな怪我してんのに無理しやがって。」
『ジジッ・・なーに、これしきのこと何でもない!!』
『ジジッ・・・何言ってんの、音速剣撃つので精一杯だったくせに。』
『ジジッ・・そ、そんなこと無いぞ!!あの時は遠距離技が必要だったからで・・。』
『ジジッ・・・まあまあ、何とか勝てたんですし良いじゃありませんか。』
アヴァレンジャー達五人が勝利の余韻に浸りながら談笑していたその時!!


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・!!
「な、なんだ!?」
「み、見ろ!アバロンの方角から何かが飛んで来るぞ!!それも大量に!!」
「あれは・・・モンスター!!アバロンに残っていたモンスター軍団だわ!!」
空から飛んできたのはDrサイフリートが放ったモンスター軍団だった!!
そしてあろう事かモンスター達はメカダンターグの元に集合、そして同化していく!!
『フハハハハハ・・・!!あれしきのことで私がやられたと思っていたのか!?』
「サ、サイフリート!!」

(BGM:「四魔貴族バトル2@RS3」スタート!!)
モンスターと見る見るうちに同化してゆくメカダンターグ!!
先ほどの腹部の穴もふさがれ、後頭部からは2本の角が姿を表した!!
「な、なにいっ!!」
「言ったはずだぞ!このメカダンターグは、私の科学力とダンターグの能力が生み出したものだと!!
 メカになってもその進化能力は健在なのだ!!」
メカダンターグ2がその巨大な足で大地を踏みつけると、地響きがおき、地割れが起こった!!
グランドスラムだ!!
「うわーーっ!!」
ジェイムズ達4人が地割れに巻き込まれる!!
「みんな!!」
「ヘクター!!メカダンターグガ!!」
「何っ!?・・・ぐわあああっ!!」
ヘクターがメカダンターグ2から目を離したその瞬間、メカダンターグ2は突進し、
キングコッペリアのボディにその大角を深々と突き刺していた!!
キングコッペリアのコクピットにスパークが飛び散る!!
全身のダメージを知らせるサイレンが鳴り響く!!
「ふはははは!!私のメカダンターグに敵はおらんのだ!!」

第10話 発進!4大メカ!!

メカダンターグ2の猛攻が続く!!
「クカカカカ!!どうしたどうした!!攻撃を避けることもできんのか!?」


ドコッ!バキッ!!ズシャーーーー!!!

「ぐわあああっ!!何とかならねえのかキンコペ!!このままじゃなぶり殺しだ!!」
「ダメダ!!動力炉ガヤラレテ、エネルギーガ・・・!!」
「ち、畜生!!どうしようもねえのか!?」
メカダンターグ2はキングコッペリアの右腕を掴むと・・・・
バキイイイ!!
メカダンターグ2はキングコッペリアの右腕をねじりきった!!!
「ぐわっ!!く、くそ・・・ここまでか!?」
絶体絶命のピンチにたたされたヘクター。はたして・・・、

「ううっ・・・みんないるか・・?」
「おう・・いるぜ・・。」
「ワタシも無事よ・・。」
「私も大丈夫です・・・。」
何とか地割れから抜け出したジェイムズ達4人。
しかし彼らが目にしたのは、全身に壮絶なダメージを負ったキングコッペリアだった。
「ああっ!キングコッペリアが・・・!!このままでは・・・。」
その時!!


ビー!ビー!
「な、何!?」
『ジジッ・・苦戦しとるようじゃの、諸君。』
「ヒラガ!!」
「皆、すぐにソーモンの基地まで戻ってくるのじゃ!!」
「ソーモンに!?一体何が・・・。」
「ついにキングコッペリアのサポートメカが完成したのじゃ!!」
「な、なにーーーーー!!!!」
「おおっ!!こ、これが!!」
「これがキングコッペリアのサポートメカじゃ!!さあ早く乗り込むのじゃ!!」
「よ、よし・・・@心配だが試す
        Aさわらぬ神にタタリ無し」
「A・・・いや@番!!みんな行くぞ!!!」
四人はそれぞれのメカに搭乗した!
(BGM:「バンガード発進・前」スタート!!)
「がんばるのじゃぞ!!・・・ちなみに試運転はしておらんからの。
 事故があったときはあきらめてくれい。」
『や・・・やっぱりか〜〜〜〜〜!!!!』

第11話 緊急スクランブル!!

ゴゴゴゴゴ・・・!!
「さあいくぞい!みんな準備はいいかね?」
「心の準備か?身体の準備か?」
「不安だ・・・。」
「やっぱりA番にしとけば・・・。」
「これって自動車保険には入ってるんでしょうか・・・?」
四人の不安の色は隠せない。しかしヘクターのため四人は行くしかないのだ!!
「ではスイッチオーン!!・・ポチ。」

ゴゴゴゴゴ・・・!!

(BGM:「バンガード発進・後」スタート!!)
ヒラガが(怪しげな)スイッチを押すとソーモンの万屋がせり上がり、
中からジェイムズの乗る飛行メカが現れた!!
「イーリス・ジェット、発進!!」

ズギューーーーン!!!!
ガガガガガ・・・・!!!


今度は酒場が二つに割れて、中からベアの乗る巨大な大砲を2門搭載した戦車が現れた!!
「サラマンタンク、出動!!」

キュラキュラキュラキュラ・・・。(←キャタピラの音ね。)
ウイーーーンウイーーーーン!!

お次はヒラガの家の近くの畑が沈んで行ったかと思うと、
代わりにアンドロマケーの乗る地中走行メカが、リフトに乗ってせり上がってきた!!
「モールドリル、GOー!!」

ズゴゴゴゴゴゴ・・・・!!
ゴボゴボゴボ・・・・!!


そして最後は水中から水陸両用のテレーズが乗るホバークラフトが姿を現した!!
「ネレイド・ホバー、スクランブル!!」

ザバアアアッーーーー!!!

「頑張ってくるのじゃぞーーー!!!!・・・さて、ワシは研究に戻るかの。
 ・・・そういえばさっきまでそのへんにいたソーモンの一般市民はどこに行ったんかいのう??
 ・・・・ま、いっか。」(待てコラ!! by 乱兄)
4大メカ出動!!ヘクターの元に急げ!!!

第12話 友情が呼んだ勝利!!

(BGM:再び「四魔貴族バトル2@RS3」)
キングコッペリアは絶体絶命のピンチにさらされていた!!
「も・・・もうダメだ・・・。」
キングコッペリアは全身に甚大なダメージを負い傷つき、地に伏していた。
「ふははは!そろそろ楽にしてやる!!死ねええ!!」
その時!!
『させるか!!ウインドカッター・ミサイル!!』

シュバババババババーーーーー!!!!
「ぐわあああっ!!」

『まだまだ!!ファイアーボール・キャノン!!』

ドゴッドゴーーーン!!
「ひ、ひいいいっ!」

駆けつけた4大メカがメカダンターグを吹き飛ばした!!
「またせたな!ヘクター!!」
「み、みんな!?そのメカは・・・!?」
「ヒラガの作ったサポートメカよ。さあ、全員で反撃開始よ!!」
「おう!!」
先ほどの攻撃から態勢を整え出したメカダンターグが再び立ち上がってきた。
「お・・おのれ次から次ぎへと妙なメカを繰り出しおって!ゆ、ゆるさん!!」
メカダンターグが突進してきた!!・・・しかし


ズボッ・・・!!
「うわっ!!な、なんだ・・・!!」
「ひっかかったわね!!あらかじめモールドリルで穴をほっておいたのよ!!
 さっきのグランドスラムのお返しよ!!」
強大な体重が仇となり穴からなかなか抜け出せないメカダンターグ!!
そこへイーリスジェットとサラマンタンクによる攻撃が炸裂する!!
「ぐおおおっ!!お、おのれ!!ミサイルをくらえ!!」

シュバシュバ!!
メカダンターグの背中からホーミングミサイルが発射される!!

「そうはさせません!!術法回路発動!!」
術法回路によって発動された召雷がジャマーとなり、メカダンターグのホーミング装置を狂わせ、自滅させる!!

ドガッドガッドガァーーーーーン!!
「ほ、ほぎーーー!!!お、おのれ・・・!!ゆるさんぞおおお!!!!」

やっとの思いで足を抜いたメカダンターグが、キングコッペリアに向かって突進してくる!!!
「ふはははは!!こんどはコクピットをこの大角で貫いてやるわぁ!!」
「それはどうかな!?落ち着いてメカダンターグの角を見てみな!!」
「な、なにいっ!?」

バキイッッ!!!
なんと!メカダンターグの2本の角が根本から砕け散った!!

「ば、馬鹿な!!」
「怒りのあまり蓄積されていたダメージに気が付かなかったようだな!!」
「お、おのれ、わ、私のメカダンターグは無敵だーーー!!!」

ドドドドドド・・・!!!!
メカダンターグはさらに勢いを増して突進してくる!!

「お前の負けだ!!コッペリア・ジョルトカウンター!!!」

ドゴオオオオオオオ・・・・・・!!!!!
キングコッペリアの残った左腕での見事なカウンターの一撃が炸裂した!!!
メカダンターグのボディのあちこちが爆発する!!

ドドドドドドドドド・・・・!!
「お・・・おのれアヴァレンジャー・・・このままではすまさんぞおぉぉぉ・・!!」
ドッカーーーーーーーーーーーーン!!!!!
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・。

エピローグ

(BGM:「エピローグ」スタート!!)
「ふ〜〜〜、しかし一時はどうなるかと思ったぜ。」
ここはアバロンの酒場。5人は祝杯をあげていた。
「ま、なんだな、新しいサポートメカも導入されて、我々の戦力もグッと上がったことだし、
 結果的にはよかったってことで。」
「そうだな。しかしDrサイフリートのやつは、本当に死んだのか? 私はあいつの捨てぜりふが気になる・・・。」
「な〜に、そんときゃそんときでまた倒せば良いことさ。乾杯しようぜ。」
「そうですね。それじゃあ皆さん、せ〜の・・・。」

『かんぱ〜〜〜い!』
ぐびぐびぐび・・・・
「くは〜〜〜〜!!この一杯が良いんだよな〜〜〜。」
「まったくオヤジ臭いんだから・・・あら・・。」
その時アンドロマケーはヘクターの肘から血が出ているのに気づいた。
「あらヘクター、あなた怪我してるじゃない。ちょっとみせて。バンソーコーを貼ってあげるから。」
「ア、アンドロマケー・・・・。」
「どうしたのヘクター?」

ジャキィィィィィン!!
ヘクターはおもむろに大剣を抜くとアンドロマケーに剣先を突きつけた!!
「てめえさてはサイフリートの送り込んだスパイだな!!アンドロマケーがそんなにやさしいはずは無えんだ!!
 正体見せろ”メカ”アンドロマケー!!本物のアンドロマケーをどこへやった〜〜〜〜!!!」
「ヘ〜〜〜〜ク〜〜〜〜タ〜〜〜〜〜!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!!
アンドロマケーに怒りの炎が立ちこめる!!
身の危険をいち早く感じ取り、逃げるジェイムズ・ベア・テレーズ。
「せっかく人が親切にしてあげたのにあんたって人は〜〜〜!!音速剣!!」

スパーーーン!!

「ほ、ほぎーー!!」
「くおら〜〜〜!!逃げるな〜〜〜!!!みじん斬り!!」
「うわ〜〜〜!!この痛さは・・・やっぱり本物だ〜〜!!!!」
「まて〜〜〜〜〜い!!」
「・・・止めなくて良いんですか?」
「・・・・いつものことさ。」

−ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャーエンディングテーマ−
「チグハグ哀愁ロード」
(元:高速戦隊ターボレンジャーED「ジグザグ青春ロード」)

(アヴァ・アヴァ・アヴァレンジャー)
 倒れかけても逃げられないぞ 召雷なんてヤダ
 君も(君も!) 君も(君も!)
 君も一緒に ヒラガ呪い殺したれ
 (レッド!ホワイト!)ちょっとキレてる
 (ブルー!イエロー!ピンク!)危険な奴らさ
 これが狂気だよ
 チグハグ哀愁ロード ヤケです宣言ずっと…
 アヴァレンジャー

作:強襲破壊者様 

次回予告!!

(BGM:「きょ・う・じゅのテーマ」スタート!!)
対モンスター用の究極兵器が完成した!!
その名も帝国砲台アバロンキャノン
試運転としてナゼール海峡に向けて発射されたアバロンキャノンだが、
ヒラガの計算ミスが原因で事態は思わぬ方向へ!?

次回、


帝国令006:

『アバロンキャノンの驚異!大雪原の大事件!!』


に、「ロマンシングチェーーーーーーンジ!!」

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