ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー!! 帝国令001

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!!注意!! この項の内容はフィクションであり、
実際のゲームではこのような事態は絶対に起きません。(あたりめーだ!!)

 

みんなは覚えているだろうか・・・?
あの時の恐怖を、そして5人の戦士達の戦いを・・
そして今、また新たな恐怖が迫っている!!
この恐怖から救ってくれるのはあの五人達しかいない!!
そう、その名は・・・!!

正式連載!?  〜ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー!!〜

帝国令001:第2の七英雄復活!地下秘密工場を叩け!!

第1話 ミラマーにて

「橋が上がるぞーーーー!!」
ゴゴゴゴゴ・・・・・!

 ここは運河の町ミラマー。ここにはバレンヌの皇帝が建設した可動大橋『レオンブリッジ』がある。
”あの”ソーモンの天才発明家ヒラガ一族が設計した世界でも始めての可動橋だ。
今日はその建設一周年記念の日。
ミラマーの町には世界中から来た観光客や記念祭を祝う地域住民で賑わっている。
その人々の中でひときわ目立つ青年が一人・・・・・。

「レオンブリッジ建設一周年に、カンパーーーーイ!!・・・ごくっ・・ごくっ・・・・ぷはーーーっ!!うめーー!!」
そう、あのフリーファイターのヘクターだ。
今日の記念祭を祝うためヘクターは気の合う仲間達とミラマーに来ていたのだ。

「ちょ、ちょっとヘクター飲み過ぎよ!!」
「い〜じゃね〜か、今日はめでたいんだからよ〜〜。ヒック!!」
「お前は一年中めでたいだろうが・・・・頭が。」 「はははっ!違いない!!」
「なんらと〜〜!!ジェイムズ〜〜ベア〜〜〜ケンカ売ってんのか〜〜!?」
「あ〜〜もう!ヘクター、みっともないわよ!・・テレーズも見てないで何とか言ってよ・・。」
「そうですね・・確かにヘクターさんの頭はいろんな色のメッシュとかが入ってておめでたい感じがしますわ。」
「いや・・それはちょっと違うんじゃ・・・。」

 ジェイムズ、ベア、酔っぱらい(ヘクターね)、それにくわえてアンドロマケーとテレーズの漫才コンビが
ミラマーの酒場のにぎわいをより一層高めていた。
そんな調子でミラマーの町の一年で一番にぎやかな時間は過ぎて行った・・・。

第2話 事件の香り(匂いかな?)

「ふ〜〜〜、今日はいい一日だったぜ!」
「ホント、今日は楽しかった〜〜〜。」
「今日は仕事も休みだったし、レオンブリッジ様々だな!」
「まあ、休養を兼ねた良い気分転換になったな。」
「それじゃあ帰りましょう。」

 もう日も沈みだし、ヘクター達はアバロンに帰ろうとしていた。
このまま平和に一日が過ぎようとしているように見えたが・・・・。
「あ、ヘクターさん。」
「あ?なんだテレー・・・ドンッ!」
テレーズの方に振り向くが早いか、ヘクターは前から来た人間にぶつかった。
「あぶないです。」
「そういう事はもっと早く言えっての・・・
 ところでおい!お前!何処見て歩いてやがる!いってーーじゃねえかこの野郎!!」
(ガラ悪ーーーい・・・。)
(こいつは本当に帝国兵か?)
アンドロマケーとジェイムズは思った。まったくである。

「おい!何とか言えよ!!」
「へっへっへっ・・・・はふひひゃひ・・・・・。」
「な、なんだよこいつ・・・。」
「よっぱらいじゃないのか?」
「いや・・・ベア、こいつからはアルコールの臭いがしないぞ?」
「酔っぱらいじゃないとすると・・・様子が変ね。」
「どっちにしろおかしい奴って事だ、ぶん殴りゃあ正気に戻るだろう。オラァ!!」

ドゴッ!!

 ヘクターのパンチが男の顔面にヒット!!(0のダメージ!!・・・っておいおい・・・笑)
男はその場に倒れ、ピクリとも動かない。完全に意識を失ってしまったようだ。(TKOだったらしい・・・笑)

「な、なんて乱暴な・・・。」
「へーん!このヘクター様にぶつかってくるからだぜ。さ、かえろ〜ぜ。」
ヘクターがその場を後にしようとしたその時、
「待って下さい皆さん!これを!!」
テレーズはヘクターがノックダウンさせた男のポケットから何かを取り出した。

「なんだそりゃ?ビニール袋に入った・・・白い粉末!?まさか・・!!」
テレーズは、男のポケットから取り出したビニール袋に入っていた白い粉末を指ですくい、味を確かめた。

「・・・!!ヘクターさん!これは!!」
「やっぱり・・・・”麻薬”かよ!?」
「間違い有りません!それも相当に純度が高い物です!」
「と、とりあえずアバロンに運ぶんだ!ベア、頼む!!」
「おう!」
ベアは背中に男を担ぎ、町の門へと駆け出した!

 ヘクター達5人は大急ぎでアバロンへと続く街道を駆け抜けていった・・・・。

第3話 事件の全貌

アバロンの町まで帰ってきた5人。
麻薬を所持していた男を医務室に運び、術による治療及び、麻薬の成分の割り出しにとりかかった。
そして次の日・・・。

「で、なんか分かったのか?レグルスじーさん。」
早朝、5人は医務室に集まり男の看護に当たっていたフリーメイジ・レグルスに、男の状態を訪ねた。
「ホイホイ、色々わかったぞい。・・・と、その前にテレーズさん、茶を一杯お願いできますかな?」
「あっ、はい・・・どうぞ。」
ズ、ズーーーーー・・・・・
「ふう・・やはり緑茶は落ち着くの〜〜〜〜〜〜。」
・・・・・・・・・・無駄に時間は過ぎた。・・・・・・・・・・

「あ〜〜〜、レグルスじーさん、もういいか?」
このままだと落ち着きすぎて天に召されかねないレグルスに、ヘクターは再度問いただした。
「ホイホイ、まずはあの男じゃが君たちのいったとおり麻薬中毒者だったぞい。」
やっぱり・・・・と、皆が顔を合わせた。
「幸い男は軽度の中毒じゃったのでなんとか立ち直れそうじゃが・・・問題はこの麻薬の出所だぞい。」
「その麻薬の出所はどこなのですか?」
ジェイムズが訪ねるとレグルスは一冊の本を取りだし、説明を続けた。

「これは帝国大学から借りてきた資料なのじゃが・・・ここを見て見なされ。」
「これは・・・・!この男の持っていた麻薬の成分と一致します!!」
テレーズのセリフに繋げるようにレグルスが続けた。
「これはステップ地方に群生する薬草が原料となっておるのじゃ。」
それを聞いたアンドロマケーの頭を、ある名前がよぎった。

「まさか・・・七英雄ボクオーン!?」
「一概にはそう言えんのじゃが、おそらく間違いないじゃろうて。」
「クジンシーに続きボクオーンまでもが復活するとは・・・。」
「よし!このことを急いで陛下に伝えよう!!」
5人は急いでアバロン宮殿の2階、皇帝の間へと向かった。

・・・バタン!!
「陛下お伝えしたいことが・・・」

ビ、ビー、ブーーー!!!!!!
「うわっ!?」
勢い良く皇帝の間のドアを開けたヘクターを大音響が襲った!!
「またリズムがずれているぞみんな!!さあ、また最初からやりなおしだ!!」

ピ〜〜〜ヒョロロ〜〜プペ〜〜〜、ポン!
「あ、あの〜〜〜陛下・・??」

第4話 再び・・・登場!!

「ん?なんだヘクター?・・・悪いが後にしてくれないか?私は今楽器の訓練をしているのだ。
 ・・・・さんはいっ!!」

ピ〜〜、プパ〜〜〜ジャン・・・・・ポコペン!!
「ちがう!違うぞみんな!!そんなことではイーリスは出てきてくれんぞ!
 美しいメロディーが必要なんだ!!がんばれ〜〜〜!!」

ピコポンチャンチャン・・・ボンボン・・・

・・・バタン・・・・
(ありゃ、無理だな。)
ヘクター達は皇帝の間を後にした。
「う〜ん、こりゃあ俺達で何とかするか。」
「そうね・・・・って、ちょっとまって・・・なんか前にもこんな事が・・・。」
「むっ!なにか嫌な予感が・・・!」
「する・・・というか・・・・近づいてくる!!」
「・・・ま、まさか・・・そんな・・・。」
ヘクターが、アンドロマケーが、ジェイムズが、ベアが、テレーズがある人物を思い浮かべた!!
そう、”あの”人物を・・・!!

「・・・来る!・・・・来る!!・・・・・来る!!!」
その時、部屋のドアが開いた!!
「久しぶりじゃの、諸君。」
「ヒラガのジジイ!!やっぱりお前かーーーー!!!!」
「話は聞ましたぞ。またしても君たちの出番のようですな!!」
「ふざけんな〜〜〜!!誰があんなこと二度もやるか!!」
「そうだ!ヘクター、もっと言ってやれ!!」
普段はヘクターと仲の悪いジェイムズもこの時ばかりはヘクターに賛同した。

「あのとき俺達がどんなひどい目に会ったか・・・・。」
「ほっほっほっ・・まあ良いではないかヘクター君。これもアバロンのため、帝国のためじゃて。
 さ、早速変身じゃ。」
「へん、ばーか!二度とあんなブレスレットはめるかよ!!」
「心配ご無用。君たちは既にタンメルブレスレットを装着しておる。」
「な・・・何!?どうゆうことだジジイ!!」
「フフフ・・実は数日前の夜、君たちが寝ている間に、
 左手首の骨格にタンメルブレスレットを埋め込まさせてもらったのじゃよ!!」
「な、なんだと〜〜〜!!!!」
「ふう・・・あの人体改造手術は困難を極めたわい・・・しかし、成功したから問題は無いぞい!!」

 なんと!!ヘクター達5人は本人の知らぬ間に手首を改造手術されていたのだ!!
おそるべし!おそるべし天才科学者ヒラガ!!(ってゆーかこれはやり過ぎだ!!)

「さ、ステップに出動じゃ!一路、ソーモンに行きますぞ!!」
「ちょっと待てーーーーーーーーい!!!」

第5話 復活!?

ヘクターは一人、出発しようとしているヒラガを呼び止めた!
「ん?なんですかな?」
「まてジジイ・・・!!いいか俺は絶対変身なんかしねえぞ・・・!!!」
ヘクターの怒りは今、最高点に達していた。

「ほう。変身する気はないと・・?」
「ったりめーだ!!改造手術までしやがって!!」
「ほう・・・仕方有りませんな。・・・では、ポチッとな。」
ヒラガはポケットから取り出したリモコンのような物のボタンを押した。


ビリビリビリビリ・・・!!!
「ぎゃああ〜〜〜!!痺れる〜〜〜!!!ひ〜〜〜!!!!」
「ほっほっほっ・・こんな事も有ろうかと手術の時にちょっとした細工をして置いたのじゃよ。
 このボタンを押すと召雷並の電流が、君たちの体に流れるようになっておる。」
「ひ〜〜〜!!!と、止めろぉ〜〜〜!!!」
「では、変身するのですかな?」
「へ、変身でもなんでもするから・・・!!とめろ〜〜〜!!ビリビリビリ・・・!!」
「わかっていただければ良いのです。解除・・・っとな。そちらの4人もよろしいですな?」
ヘクターの姿を見て、反対する者などいるはずがなかった。
「では、行きますぞ!!」
一向はソーモンへと向かった。

「こ、これは!!」
ヘクターの感嘆の声がソーモンの地下に木霊した。
「これは秘密基地”アヴァレンベース”、君たちの本拠地、と言ったところですな。」

説明しよう。  読者の方々が御存知のとおりヒラガはソーモンの屋敷を改造していた。
しかしそれは全体のほんの一部であり、実はソーモンの町の地下には、
密かにアヴァレンジャーの秘密基地が建設されていたのだ!!!(当然無許可)

「これが陛下にばれたら俺達はクビか?」
「そうなんじゃない・・・・?」
ベアとアンドロマケーのその会話はあまりにも悲しかった。
「さあ!あれをご覧下さい!!」
ヒラガがそう言うとライトのスイッチが入り、壁の一部を照らした!!

「こ、これは・・・キングコッペリア!?」
「ヨッ!久シブリダナ!!」
「なんで?バラバラになったんじゃ・・・・?」
「フフフ・・そこはこの天才ヒラガ。あのあとキングコッペリアの残骸を拾い集め、
 苦労の末、完全に復元することに成功したのです!!
 しかも言語能力をバージョンアップし、漢字も使えるようになりましたぞ!!」
「オメエラ!マタ 頼ムゼ!!」
「はは・・・・(もう、なんでも来やがれってんだ・・・)」

第6話 再び・・・出動!!

「ジジッ・・・では、5人ともコックピットに乗りましたな?」
キングコッペリアのコックピットにヒラガの通信が入る。
「あ〜、全員オッケーだ。・・・好きにしてくれ。」
「ジジッ・・では・・・緊急スクランブル!!巨大ロボ、キングコッペリア、発・・・・・・進!!」

ウイ〜〜〜ン・・・
(ちゃ〜〜〜〜ちゃらちゃ〜ちゃちゃ〜ちゃら〜ちゃ〜ちゃちゃちゃちゃらちゃ〜・・)
挿入曲(バンガード発進!前曲)

「キングコッペリア・・・ゴー!!」(ここからはバンガード発進!後曲)

「ようし、人力風起こし形態になってさっさと行くぞ!1つ目の機能・・作動!」
「キングコッペリア・トランスフォーム!!」

ウイーーーーン・・ガシン!・・シャキン!!

「ジジッ・・ヘクター君、7つの機能は少し内容を取り替えて置いたから今回もそれで頼むぞ!!」
「そんなもんいじってる暇が有るならいい加減、人力風起こし形態を自動で動くようにしろよ!!
 この形態になる度、疲れんじゃねーかよー!!」
「ジジッ・・・ヘクター君、それは科学者の”こだわり”と言うものじゃよ。では通信終わる!・・・ブチッ」
「あのやろーーー・・・いつか殺す!!キコキコキコキコ・・・。」
ヘクター達5人と1体はステップへと向かった。

「よ〜し、キンコペ!着陸だ!」
「オウ!変形解除!!。」


・・・・・ズシーーン・・・
キングコッペリアはステップの蒼い大地へと着陸した。
「よし、じゃあ俺達はマイルズに行って麻薬の情報を集めてくるから、お前はここにいてくれ。」
「分カッタゼ。」
キングコッペリアはそう言うとヘクター達5人を地上に下ろした。
「ジャーナーーーー!!シッカリ ヤッテコイヨ!!」
キングコッペリアは5人の背中を見送った。

「サーテ・・・アイツラモ 行ッタ事ダシ、CMデモスッカ。
 エ〜〜〜、現在 作者ノ ホウデハ 以下ノ事柄ヲ 募集シテオリマス。
 募集事項:アヴァレンジャーのオープニング、エンディングテーマ
     キングコッペリアの秘密機能 キングコッペリアのテーマ
     ストーリーのネタ(爆)
 何カシラノ案ヲ 思イツイタ方ハ ゼヒトップページノ”酒場”ニテ発表ノホドヲ 御願イイタシマス。
 審議ノホドハ 掲示板ノ方々ノご協力及ビ 作者ノ 独断ト偏見デ行ワサセテイタダキマス。
 見事 採用サレタ方ニハ 何モ無・・・・ゴホッ!ゲフンゲフン!!・・・CM終ワリ。」

第7話 発見!!

数時間後・・・・。
「お〜い、キンコペ!!」
「オッ!オメエラ 何カ解ッタカ!?」
「おう、マイルズの町にいた怪しい男をとっつかまえたんだ。
 案の定麻薬密売人だった。それで2,3発ぶん殴ってやったら吐きやがったぜ。」
「デ、麻薬製造工場ハ何処ダッテ?」
「それがな・・・どうもステップの地下にあるらしいんだが・・・・・
 侵入方法が解らねえ・・・密売人の男を失神するまで殴ってやってたが喋らなかった。
 どうやら本当に知らねえらしい。」
ヘクターの話を聞いて、キングコッペリアはある考えを思いついた。

「地下カ・・・ナラ良イ方法ガ有ルゼ!!トリアエズ乗レ!」
ヘクター達は再びコックピットへと搭乗した。
「キングコッペリア、良い方法って何?」
「アンドロマケー、二ツ目ノボタンヲ オシテクレ!」
ポチッ・・・・アンドロマケーがボタンを押すとキングコッペリアは叫びだした!!

「ハアァァァ!!大地ヨ裂ケロ!!コッペリア・グランド・バスター!!」


ドッゴオオオオオオ!!!!ビシビシビシィィィィィ!!!!

キングコッペリアが大地に向かって鉄拳を放つと、ステップの大地の一部が大きく割れた!!

「ヨシ!コレデ ステップノ地下ニ行ケルゼ!!地割レニ飛ビ込ムゾ!!トウッ!!!」
キングコッペリアは地割れの中へと飛び込んでいった・・・。
「マジかよ・・・・。」
「ヘクター、私はもう何があっても驚かんぞ・・・。」

「ヒーヒッヒッヒッ!!もっと麻薬を作れい!!麻薬の力で人類を蝕むのだァ!!」
「ボクオーン様!麻薬2000kg完成しました!!」
「よし、いいぞ!その調子で大量生産だ!!」
ステップの地下、ボクオーンの秘密麻薬工場では高純度の麻薬が大量に生産されていた!

(BGM:「運河要塞」スタート!!)
「思えば昔・・アバロンの皇帝に地上戦艦を破壊され、この私が倒されて以来、
 私は眠りに就きながらずっと皇帝に対する怨念をつのらせてきた・・・。
 しかし私はついに復活し、新たな麻薬工場を建設するに至った!!
 復讐の時は来たのだ!ヒーーーーーヒヒヒヒヒヒヒ!!」
ボクオーンは麻薬の力で人間社会を混乱に陥れようとしているのだ!!
だがその時!!


ドッゴーーーーーーーーーン!!ガラガラガラ!!!

「な、なんだ!!」
「ボクオーン様!!大変です!!地上からなにかが来ました!!」
「な、何者だ!!」
キングコッペリアのコックピットからヘクター達5人が降りてきた!

「見つけたぜ!ボクオーン!!」

第8話 揃い踏み!!

「き、貴様らは帝国兵!!な、何故ここが!?」
「けっ!お前みたいなずる賢い奴の考えなんかお見通しなんだよ!!」
「お、おのれ〜〜!!お前達!あいつらを殺せええ!!」
ボクオーンのかけ声で工場内の手下達が集まってきた!!
「あ、あれはミスティックにドクター!!あんなモンスターが相手では・・・今の私達の装備では歯が立ちません!」
「ちっ・・・しょうがねえ・・・みんな!変身だ!」
ヘクターのかけ声と共に5人は、タンメルブレスレットが埋め込んである左手をかざした!


『魔力収束!全開!!超・タンメルパワー!!!ロマンシングチェーーーーンジ!!!』
(チャッチャッチャッチャッ、チャチャッチャ、チャチャッチャッチャ〜〜〜〜〜♪)
挿入曲(怪傑ロビンのテーマ・この世に悪は栄えない!)

「ヘクターーーレッーーーーード!!(ビシイッ!!!)」
「ジェイムズ、ブルーーーーー!!(シュタッ!!!)」
「ベアイエローーーーーー!!(ババンッ!!!)」
「アンドロマケーーーーホワイトッ!!(シャキィン!!!)」
「テレーズピンク!!(シュバッ!!!)」
『五人揃って、ヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー!!!!(ドカーーーーン!!)』

「な、なんだ貴様ら!?ただの帝国兵ではないな!!」
「うるせー!!俺としてはただの帝国兵でいたかったんだよ!!いくぜっ!」
モンスターとアヴァレンジャーの戦いが始まった!!

(BGM:「RS2通常バトル(正式名称は知らん)」スタート!!)
「めんどくせえからとっとと行くぜ!水鳥剣!!」
「アタシもっ!!残像剣!!」
「全体攻撃なら任して下さい!!バラージシュート!!」
3人の攻撃の前に次々とモンスターが倒れてゆく!!

「ベアイエロー!!我々は麻薬を製造している機械を破壊しよう!ハアッ!雷殺斬!!」
「わかった!プロミネンス斬!!」


ドゴン!ドッカーーーン!!

 麻薬製造装置は大破し活動を停止した!!
「ウオオォォォォーーーー!!」
「ぞろぞろ湧いてでてきやがった!!みんないくぜ!!一気にカタを付けるぞ!!」
ヘクターレッド達は激戦の末、モンスター軍団を全滅させた!!
(BGM:「勝利!」スタート!!)

「はあ・・はあ・・・さあ!あとはボクオーン、お前だけだ・・・・アレ?」
「ボクオーンがいないわ!」
「きっと地上に逃げたんだ!我々も地上に戻ろう!!」
5人はキングコッペリアにのって地上に戻った。
「くっそー!何処行きやがった!?」
「あれをみろ!ヘクターレッド!!」
ジェイムズブルーが指さした先にはなんと・・・!!

「あ、あれは地上戦艦!?」

第9話 復活!?地上戦艦!?

(BGM:「運河要塞」スタート!!)
ヘクターレッドの見たもの、それはステップを爆走する地上戦艦だった!!

「ちくしょう!あのやろう!モンスターと戦ってる間に!」
「くっ!キングコッペリア!なにか奴に追いつく手はないか?このままではボクオーンに逃げられてしまう!」
「任セトケッテ!ヘクターレッド!3ッ目ノ機能ダ!」
三つ目の機能、それは・・・!!
「コッペリア・トランスフォーム・2!!」
(BGM:「バンガード発進!(後曲)」スタート!!)


ウイーン・・・ガシャ!ガシィ!!

「ビーグルモード!!帝国戦艦形態!!」
「おいおい・・・無理してねえか・・?」
「気ニスンナッテ!!行クゼ!エンジン全開!・・・・ロケットスタートォォォォ!!・・・ドギューーン!!」
キングコッペリア帝国戦艦形態はフルスピードで発進した!!

「うっひょーーー!速え!!!!」
「ッタリメエダ!!今、俺達ハ風ニナッタンダ!飛バスゼーーー!・・・ぷちっ・・。」
「ん?キングコッペリア、何か今”ぷちっ”って音がしなかったか??」
「ナ、何言ッテンダヨ、ベアイエロー。キ、気ノセイダッテノ!!ソレヨリ地上戦艦ニ追イツイテキタゼ!!」
「おお!本当だ!よし飛ばせーーー!!」
「任シトケ!!・・・・(フー、マサカ『ノーマッドノ村ヲ轢イチマッタ』ナンテ言エルワケ無エヨナ・・。)」
(この場を借りて,ノーマッドの皆様の御冥福をお祈りします.by 乱兄 <ってなんか違うぞ!)

 そうこうしてる内に帝国戦艦は地上戦艦を前方にとらえた!!
「ヘクターレッド!追いついたわよ!どうするの!?」
「かまうこたぁ無え!!キンコペ!このまま突っ込め!!」
「オオ!!」
ドッゴーーーン!!帝国戦艦は地上戦艦に体当たりした!!
・・・ボクオーンの地上戦艦は完全に沈黙した・・。

「よし!乗り込むぜ!!みんな外に出ろ!!」
ヘクターレッド達がコックピットから出たその時!!


ボオォォォーーーーーー!!

「な、なんだ!?」
「船の汽笛の音です!!・・・マイルズからですね・・・。」
その時!超タンメルパワーによって視力を強化されたジェイムズブルーの瞳が、
船の甲板に居るボクオーンの姿をとらえた!!

「むっ!あれはボクオーン!!しまった!この地上戦艦はおとりだったんだ!!
 ボクオーンはこのままあの大型船に乗って逃げるつもりだ!!」
「ちくしょう!逃がすかよ!みんなキンコペに戻るぜ!」
 5人はキングコッペリアのコックピットに大急ぎで戻った。

「キンコペ!奴を追いかけるぞ!!」

第10話 追撃!!

「キンコペ!行くぞ!次の機能だ!!・・・どうせこれまでのパターンだと、またなんとかなんだろ?」
「オッ!解ッテンジャネーカ!変形解除!」
帝国戦艦形態を解除し、再びロボットモードへと戻ったキングコッペリアは走り出し、
海面を着地点と定めハイジャンプした!!
「ジャンプシナガラ発動!第4ノ機能、コッペリア・トランスフォーム・3!!」


カシーン・・・ウイーーーン!カチッ、シャキィ!!
「キングコッペリア・ビーストモード!!変形、”メタル・海の主”形態!!」

ドッボーーーーン!!
「サア!追イカケルゼ!!」

(BGM:「船旅」スタート!!)
「ヒヒヒ・・・奴らめ、まんまと私のおとり作戦に引っかかりおって・・・。
 今頃奴らはもぬけの空の地上戦艦を追いかけているに違いない・・
 馬鹿な奴らめ・・・ヒーーーーヒッヒッヒッヒィーーーー!!」
「ボクオーン様!大変です!巨大な機械の魚が船を追いかけてきます!!」
「な、なんだとおおおおおお!!!」

「逃がさねえぜ!ボクオーン!!」
「ふ〜〜〜、空へ陸へ海へと今日は忙しいわね〜〜〜。」
「よし!キングコッペリア、角で船底に穴を開けてやるんだ!!」
メタル・海の主形態に変形したキングコッペリアには、巨大な黒曜石製の大角が装着されている!!
ジェイムズブルーの指示でキングコッペリアは、ボクオーンの船の船底を刺し貫いた!!


ゴボゴボゴボ・・・
「ボ、ボクオーン様!船が、船が沈みます〜〜〜!!」
「ああ、大量に積んでいた麻薬も、次々に流れて行きます〜〜〜!!」
「お、おのれ〜〜!!ここまでか〜〜〜!!アヴァレンジャーめ〜〜〜!!」
ボクオーンを乗せた大型船は海の藻屑と消えていった・・・。

(BGM:「勝利!」スタート!!)
「やったぜ!!」
「うむ、私達の勝利だ!!」
キングコッペリアのコックピットは歓喜に包まれた!しかしその時・・・!!
「ヒ〜〜〜ッヒッヒッヒッヒッ〜〜〜〜!!まだ終わらんぞ!!」
「な、なんだとぉぉ!!」

(BGM:「七英雄バトル」スタート!!)
なんと!海中から現れ出たのは巨大化したボクオーンだった!!
「ヒヒヒ・・・馬鹿め・・植物が水を吸って成長するように、
 植物の属性を持つこの私もここ、オレオン海の水を吸収してパワーアップしたのだ!!
 私の計画を台無しにした罪は重いぞ!」
今ここに、キングコッペリアVS巨大ボクオーンのオレオン海の決戦が始まった!!

第11話 海中戦!!

「くらえ!フルフラット!!」
ドッパ〜〜〜〜〜〜〜ン!

「うわあああ!!キ、キンコペ!!この形態じゃ不味い!!変形解除だ!!」
「オ、オオ!!変形解除!ロボットモード!」
キングコッペリアは、三度目のロボットモードへとなった!
「キンコペ!こっちも攻撃だ!!5つ目の機能・・・オン!!」
5つ目の機能が発動した!!

「コッペ流体術!コッペリア・猫ダマシ・ダマシ!!」
「フン!馬鹿め!自分から猫だましと言っておいて驚く馬鹿がいるか・・・」

ビッターーーーーーーーン!!!(×2)
ボクオーンは両頬に強烈な平手打ちを食らった!!

説明しよう。
 “コッペリア・猫だまし・だまし”とは猫だましをするふりをして、
敵の両頬に強力な平手打ちを食らわせる技である!
あらかじめ技名を口に出すことにより、敵に「猫だましが来る!」と思わせ、
相手の予想外のダメージを与える、敵の裏をかいた回避不能の高度な技である!!

「お、おのれ〜〜〜!!策士め!!」
「へっ、騙されるほうが悪いんだよ!!よし!一気にとどめだ!!」
ヘクターレッドは6つ目のボタンを押した!
「コッペリア・ニュークリア・ミサイル!!発射!!」
キングコッペリアの口からミサイルが発射された!!(なんと、核弾頭!!)


ドッゴオオオオォォォォォォーーーー!!

「コノミサイルハ装填数ハ一発ダガ強力ナミサイルダ!コレデ奴モ終ワッタゼ!!」
辺り一面に黒煙が舞い上がる・・・・

「サ〜テ、帰ルカ。」
キングコッペリアが帰ろうと背を向けたその時!
「甘いわ!マリオネット・ワイヤー!!」
煙の中からワイヤーが飛び出し、キングコッペリアの手足にからみついた!!

「ボクオーン!てめえ!生きていやがったのか!!」
「フフフ・・・人生、何が役立つかわからんものだ・・・
 船に乗せておいた巨大人形をとっさに引き上げ、盾にしたのさ!!」
「くっそーー!!キンコペ!!そんな妙なワイヤー、引きちぎれ!!」
「ソ、ソレガ・・・体ガ言ウコトヲ、キカネエンダ・・!!」
「な、なにい!!」
「ヒーヒヒヒ!!無駄だ!このマリオネット・ワイヤーにとりつかれた者は、
 私の思うままに操ることが出きるのだ!!」
「な、なんだとぉ!!」

アヴァレンジャーは絶体絶命の危機にさらされてしまった!!大ピンチ!!!

第12話 死闘!!

「く、くそう・・!!このままじゃやばいぜ!!」
「フフフ・・自分を殴って壊れるがよい!!それっ!!」
ボクオーンがワイヤーを操作すると、キングコッペリアは自分自身にパンチを繰り出した!!


ドゴッ!ドゴッ!バシイッ!!

「グエエエ!!」
竜鱗をも砕くメガトン級のパンチを食らったキングコッペリアの装甲はあちこち火を噴いている!!
「ヒーーヒヒヒ!こんな事も出来るぞ!そりゃ!」
ボクオーンがワイヤーを操ると・・・キングコッペリアは踊りだした!!

「ハア〜     踊リ〜 踊ルナァ〜ラ チョイト アバロン音頭〜♪          (チョイナチョ〜イナ)」
キングコッペリアはアバロン名物、”アバロン音頭”をフルコーラスで踊りだした!

「馬鹿やろ〜〜〜!!踊ってんじゃね〜〜!!」
「ショウガネーダロ!!体ガ勝手ニ動クンダカラ!!」
「仲間割れしてる場合じゃないでしょーー!!」
コックピットは大混乱だ!!
「ヒヒヒ・・そろそろ作者が疲れてきたから、これで終わりにしてやる!!」
「くそう!もう駄目だーーー!!!」

 しかしその時!!
「な、なんだ!?か、体が思うように・・・魔力が上手くこめられん!!!」
「ん?ボクオーンのやつ、動きが鈍くなったぞ?どうしたんだ?」
「そうか!解りました!海水です!!植物に海水を与えると枯れてしまうように、
 ボクオーンのパワーアップも海水では不完全なんです!!」
「な〜るほど!キンコペ!今がチャンスだ!!ワイヤーを引きちぎれ!!」


ブチブチブチイ!!!

「ウオオ!モウ許サネエゼ!ヘクターレッド!最後ノ機能ダ!!」
「おう!ぶっ飛ばせ!キンコペ!!7つ目の機能・・・発動!!」
ヘクターレッドがボタンを押すと、キングコッペリアの指先に全エネルギーが集められ始めた!!
「必殺!コッペリア・フルパワー・気弾スペシャル!!」


ドッゴオオオーーー!!

 超巨大なエネルギーの玉が海水を蒸発させながらボクオーンに襲いかかる!!
「消エチマエーーーー!!」
「ヒ、ヒギャアアアアーーーーーーーーー!!!!!」
ボクオーンの肉体は気弾に飲み込まれ、跡形もなく消え去った!!(BGM:「勝利!」スタート!!)
「こ、こんなはずでは〜〜〜〜!!!!また眠りにつかねばならんのか〜〜!!」
ボクオーンは再び永い眠りに就いた・・・・。

第13話 エピローグ

(BGM:「エピローグ」スタート!!)
「・・・・夕日が奇麗だぜ・・・・。」
戦いを終えたヘクターたちはキングコッペリアの頭の上で、オレオン海の水平線に沈む夕日を眺めていた・・・。
「・・・・ちょっとお!まだなのキングコッペリア!!」
「ウルッセーーナ!!チョット黙ッテロ!!」
キングコッペリアは動けなかった。
何故なら先ほどの“コッペリア・フルパワー・気弾スペシャル”で、全エネルギーを使い果たしてしまったのだ。

「それで・・・エネルギーの充填にはどれくらいかかるのだ?」
変身をとき、夕日を見ていたジェイムズが訪ねた。
「サーナー。俺モ始メテノ体験ダカラナーーー。後1時間デ立チ直レルカモ知レネエシ、
 モシカシタラ3日カカルカモシレネエ、下手スリャ、一週間・・・一ヶ月・・・。」

「はああ・・・。こんな海の上じゃ助けもこねえし・・・どうすんだよ・・。」
「う〜んそれに腹も減ってきたなあ・・。」
「ううう、そういや今日昼飯食ってねえぜ・・。」
ヘクターの胃は危険信号を発していた。

「皆さーーん!!見て下さい!!」
「んっ!?テレーズ!船か!?」
「ほら!こんな大きな魚が釣れたんですよ!早速食べましょう!!」
「おお!テレーズでかした!よしこのベア様が三枚に下ろしてやろう!!」
ヘクターの隣にいたベアは剣を携え、向こうへ行ってしまった・・。
「でやあっ!!二段切り!!」
「あっ!テレーズ!カモメよ!あれもお願い!!」
「はいっ!ハアッ!落凰破!!」
矢の回りに生じる衝撃波がカモメにクリティカルヒットした!!

「お〜いみんな!火がついたぞ!」
ジェイムズはボクオーンの船の残骸でかまどを作っていた!!
「よし!海水を蒸発させて塩を作ろう!」
「醤油が欲しいのだが・・・仕方ないな。」
「う〜ん、チキンもいい感じに焼き上がってきたわ!」
「皆さん!コックピットに非常用の飲み水がありましたよ〜!!」
「オ、オイッ!俺様ノ頭ノ上デ火ヲ付ケルナ〜〜!!」
キングコッペリアの頭の上はいつしか学生キャンプのムードになっていた!!

「みんな・・・・なんか間違ってねえか・・・??」
オレオン海の真ん中でこの日、5人と一体の海上キャンプが行われていたことは・・・誰も知らない・・・。

次回予告!!

(BGM:(なぜか)「きょ・う・じゅのテーマ」スタート!!)
苦戦の末、復活したボクオーンを撃破したヴァレンヌ戦隊アヴァレンジャー。
しかし、次なる事件は彼らを待ってはくれなかった!!

 ある日、アバロンの町の富豪の家から時価数百万クラウンの絵画が盗まれた。
事件の予感を感じずにはいられないヘクター達の元に、
“キャット・アイ”と名乗る怪盗からの予告条が送りつけられてきた!!

はたして怪盗キャット・アイとは!?
そして、ヘクター達は見事キャット・アイを阻止できるのか!?
次回、


帝国令002:

闇を駆ける華麗な影!怪盗キャット・アイ登場!!


に、「ロマンシングチェーーーーーーンジ!!」

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