北ロンギットでのイベントは大きく分けて２つ
　a 武装商船団征服
　b ギャロンの反乱
です。これを１つ１つ検証していきましょう。

征服、といっても必ずしも征服という形で終わるわけではないのですが便宜上この書き方をします。

まず、ここでのイベントはヌオノへどうやって行くかが大きなポイントになります。
そして誰を皇帝にするかも後に影響があります。
では、まずその皇帝について考えましょう。

ヌオノへ行くには当然、モーベルムで情報収集をしなければなりません。
モーベルムにある商船団の隠れ家へ行くと、見張りが「そっちに行くんじゃねぇ」と言ってきます。
この時皇帝が帝国兵やホーリーオーダー女のような理知的なクラスだと、「自分が皇帝だ」と言わんばかりの態度を取ります。
一方、比較的乱暴な性格の格闘家やフリーファイターなどの場合は、見張りをぶちのめして商船団の話を盗み聞きすることができます。
どのクラスがどっちの態度を取るかというのは大体帝国兵かどうか、性格がおとなしいか乱暴か、というところで分かれてきます。

（皇帝のセリフ分岐の詳細については、こちらの般教講義を参照のこと）

ここで前者と後者でどのような違いがあるかというと、
後者（話を盗み聞きした場合）ではハリア半島からもヌオノへ行けるという話が聞けます。
前者ではこの話が聞けませんので、ハリア半島からのヌオノ攻略は不可能となります。

次にヌオノへ行く方法ですが、大きく分けて
　・海路、武装商船を使って行く
　・陸路、ハリア半島を歩いて行く
の２つがあります。

海路の場合は、武装商船の船長に話し掛けると選択肢が出てきます。
　・支配下に入れ
　・協力しろ
　・なんでもない
の３つです。
なんでもないはホントになんでもないのでここでは省略させていただきまして、
まず、支配下に入れを選んだ場合から見ていきます。

この選択肢を選ぶと船長は「やれるもんならやってみい」と返してきます。
準備ができているのならばさらに「やってやるぜ」と返しましょう。
その途端、船長は攻撃を仕掛けてきます。
船長は弱いので戦闘自体は問題ないでしょう。
この戦闘に勝つと、武装商船で迷路水路を通ってヌオノへ行くことができます。
ここで問題となるのは、迷路水路を抜けるのにパーティが弱いとかなり厳しいということです。
しかし、迷路水路の敵は配置が決められていて、接近し過ぎない限り襲ってきませんので、配置を知っていれば確実にノーエンカウントで抜けられます。

そしてヌオノに着いてエンリケに話し掛けると
　・降伏を認める
　・降伏など許さん
という選択肢が出てきます。
降伏を認めるを選ぶとそのままヌオノ攻略、
その直後から北ロンギットは帝国領になり武装商船団も仲間になります。
降伏など許さんを選ぶと武装商船団は皆殺しにされ解散。
よって商船団は仲間になりませんが、「武装商船団問題を解決し、北ロンギットにも足場を築いた」ということには変わりなく、帝国領への編入が行われます。
さらにギャロンイベントの時になると、商船団は何故かしっかり再興しています。
（※この場合でも、ギャロンイベント以降で武装商船団を仲間にすることができます）

次に協力しろの選択肢を選んだ場合ですが、この場合、船長にメッシナ鉱山を解放するように依頼されます。
メッシナ鉱山ではロブオーメンが入手できます。
さらにメッシナ鉱山をクリアすることにより「ハルベルトが開発可能になる」というメリットがあります。
（ちなみに、攻略後の年代ジャンプ以降に発注可能になります）
その後、迷路水路は戦闘なしでヌオノに案内してもらえて、着いたら武装商船団との交渉開始です。

まずは「通行料を納めろ」とエンリケが言ってきます。
これを了解すれば武装商船問題は解決します…が、エンリケに通行料をボッタクられるため、帝国の収入は少ししか増えません。

通行料の支払いを断ると、「じゃあ…（中略）…同盟みたいなもんだな」と多少譲歩した条件を提示してきます。
エンリケの物言いはなんとなく裏があるようですが、別にそんなことはありません。
これを了解すれば武装商船問題は解決です。

これも断った場合、ヌオノは放置状態になります。
話し合いを全くしなかったのと何も変わらず、さらに話し合いのやり直しも不可能なため、ある意味状況は悪化しているとも言えます。
（この状態からでも、条件を満たしていれば陸路からのヌオノ強襲は可能です）

通行料の支払い、あるいは同盟で交渉がまとまれば北ロンギットは帝国領になります。
しかし、武装商船団が仲間になるのは、後に起こるギャロンの反乱を鎮めてからです。

次に陸路からの場合を見てみます。
まずヌオノでハリア半島の情報を得たら、ティファールに行ってパブでハリア半島への行き方を聞きます。
そしてハリア半島のモンスターを蹴散らしながらヌオノに入り、エンリケに話し掛けると無条件に降伏します。
降伏の証として、エンリケは皇帝に「要求は何だ？」と言ってきます。
以下の３つから好きな物を選びましょう。
　・武装商船団の解散
　・武装商船団の服従
　・武装商船団との同盟
解散は海路ルートの「支配下に入れ」→「降伏など許さん」を選んだ場合といっしょです。
服従は同じく「支配下に入れ」→「降伏を認める」を選んだ場合といっしょです。
同盟は同じく「協力しろ」→「同盟」を選んだ場合といっしょです。
言うまでもありませんが、「服従」を選ぶのがもっとも得でしょう。

なお、詩人イベント発生時に武装商船団から詩人のファゴットを入手するための条件は、
『ギャロンイベント発生前であり、服従（降伏）させて仲間にできる状態にしておくこと』です。
（詳細はこちら）

まとめますと、このイベントにおける最良の手順は、

となります。

武装商船団問題発生から数百年経過すると、※補足
ギャロンが武装商船団を乗っ取って反乱を起こします。
（武装商船団問題を放置しておいたなら、この時点で武装商船団問題は消滅します）

この場合もヌオノへは陸路、海路のどちらかから侵入することになりますが、どちらから行っても最終的な結果は変わりません。
アイテムモンキーの方々はバイキングアクス、カットラスの入手を忘れないようにしましょう。
ただし、迷路水路経由で侵入した場合は、アジト内のバイキングアクスの宝箱は空になるため、そのことを念頭に置いて攻略計画を立てましょう。

また、ギャロンを追う途中で詩人の楽器が１つ落ちてますが、ここで取り忘れると後で宝箱が空になるため手痛いダメージを被ります。
特別な理由が無い限りはさっさと取ってしまいましょう。

ここでもイベントは大きく分けて２つです。
　・人魚関連イベント
　・沈没船

まず、人魚イベントから行きましょう。
人魚イベントは皇帝の性別が男である必要があります。
性別が男の皇帝でマーメイドへ行き、町の人たちと会話を続けていると夜になります。
夜になったらパブに行き踊り子を見ます。それを3回繰り返したらもう夜にはなりません。
今度は魔女のほこらへ行って人魚薬を頼みます。
人魚薬ができたらマーメイドから人魚に会いに行きます。
人魚に３回会うと無条件に年代ジャンプすることができます。
この年代ジャンプは有効利用する価値アリです。あまり無駄遣いしないようにしましょう。
なお、この一連の作業は全て同じ皇帝でやる必要があるので、LP切れや全滅に注意。
人魚薬の作り方に関する詳細はこちら　→　帝国大学一般教養過程　人魚薬に関して

次に沈没船です。
沈没船のイベントはギャロンの反乱を鎮めた後、約160年経過すると発生します。※補足
なお、嵐が発生すると人魚イベントは消滅します、気をつけましょう。
トバにいる海女に情報を聞き、人魚薬を持っていると沈没船に行けます。
仮に人魚イベントに失敗した、もしくはまだ人魚イベントを済ませていない状況でも
ワイリンガ湖で海の主と橋について話がついていれば、
玉座に座ると海の主の使いが人魚薬を持ってきてくれます。
海の主と話がついていない場合は、材料を集めて人魚薬を作ることになります。

沈没船は最深部にいるギャロンの亡霊を倒して、脱出すればクリアです。
超銅金の鎧と青水晶の槍が入手できますので取りこぼさないように。
（なお、消える扉や宝は偽者です。同じ構造の本物の部屋があるはずですので、そちらを探しましょう）
また、レオンブリッジのイベント関連で海の主を倒した場合、
あるいは嵐発生からあまりにも長い年代（約380年 ※補足）が経過している場合は、
亡霊ギャロン討伐直後にスービエが出現します。
該当する場合は、ギャロン戦前にパーティの状態（LP,WP,JP）を整えておきましょう。

無事に嵐を鎮めたことを海女に報告すれば、南ロンギット平定です。

沈没船でスービエが出なかった、もしくは戦ったけど負けた場合、スービエとは氷海で決着をつけることになります。
モーベルムの武装商船に乗り込み、皇帝自ら舵を取ると氷海へ乗り込むことが出来ます。

それではこれでロンギット歴史学講座を閉講とさせていただきます。

文章中に書かれている年数は大体の目安であり、プレイ時には記載の値と多少異なる場合があります。
イベントの正確な発生条件は、「帝国大学大学院」内の経過世代ポイントをご覧下さい。