実用度 ★★★★☆
面白度 ★★★☆☆
戦術性 ★★★★☆
ゾンビ系等の足の遅い敵シンボルとエンカウントした時、敵が1ターン目の行動をして来ない。
多くの方がそのような経験をした事があるのではないでしょうか。
この現象には、敵シンボルと当たる時の向きが影響しています。
これを具体的に分類すると以下の通りです。
フロントアタック
味方「正面」/敵「正面」の状態です。
要するに普通に接触した時の戦闘で、敵味方どちらにもボーナスはありません。
サイドアタック
状況により以下の2種類があります。
味方「正面」/敵「側面」
味方「側面」/敵「正面」
どちらの場合も、正面を向いている側、即ち横を取った側に大きな行動順ボーナスがつきます。
これは素早さボーナスではなく、行動順決定時に別途与えられるボーナスと考えられます。
味方が敵の横を取った時、多くの場合は陣形で並んでいる順番に行動しますが、極端に素早さの低いキャラクタがいたり、陣形効果で素早さが低くなっている場合は、順番が狂うこともあります。
(つまり、行動順を示す値が最大値(最小値)となった場合には、陣形の並び順に行動するものと考えられます)
また、ラピッドストリーム、ムー・フェンスの場合は、このサイドアタックの効果は関係ありません。
(なお、敵に横を取られた時は敵に行動順ボーナスが与えられるというよりは、味方に行動順のペナルティが加わるという方が適当かもしれません)
バックアタック
こちらも当然、状況により以下の2種類があります。
味方「正面」/敵「背面」
味方「背面」/敵「正面」
味方が敵の後ろを取った場合は、
1ターン目は味方の攻撃のみとなります。
逆に、敵に後ろを取られた場合は、
陣形を乱された上に、敵に行動順ボーナス(=味方に行動順ペナルティ)がつきます。
(逃げてエンカウントしなおせば良いという話もありますが)
敵の速度が遅い場合は背後を取り易いですが、植物系はやたらと反応良く振り向くので難しく、ゾンビ系や骸骨系等が狙い目となります。
なお、退却直後の再エンカウント時等、相手が後ろを振り向いた瞬間は両者とも正面を向いているものとして扱われるようです。
敵と戦う時には、極力背面を、少なくとも側面を取るようにすれば、戦局を有利に進められるというわけですね。
ところで、
こちらで真の行動順固定陣形は、龍陣と稲妻だけとしています。
とすると、ラピッドストリームとムー・フェンスに関しては、上述のサイドアタック時に行動順ボーナスが加わった時と同様に、行動順を示す値が最大値/最小値となることで、結果的に行動順が固定されてしまっている陣形と考えられます。
そして、クイックタイムの効果や、不動剣等の最後行動の効果も同様に制御されている……のかもしれませんね。