はじめに
こぺちゃっとは基本的に、ほとんど全てのHTMLタグが使えるはずです。(確かに使えないものも一部ありますが)
というわけで、ここには基本的、またはやや高度なタグの使い方及び一覧を示しておきます。
また、見づらいのは私にデザイン能力が全く無いためです。すみません。m(_ _)m
さて一般に、「タグ」を使うときは何かの効果を与えたい(色を変えたいとか、動かしたいとか)文字列を
<タグ名 属性名="属性値">と</タグ名>
でかこみます。例:<font size="5" color="red">見本</font> → 見本
「属性名="属性値"」の組は複数あってもかまわないし、1つもなくてもかまいません。
タグのうちいくつかは最後の</タグ名>を省略できます。
タグ名、属性名は半角英数です。大文字でも小文字でもかまいません。
タグ名と「属性名="属性値"」の組、「属性名="属性値"」の組同士の間は半角スペースかタブでくぎります。
属性値を囲んでる""は属性値が半角英数だけだったら省略できます。
1.問題なく使えるタグ(但し、2.参照のこと)
タグ | 効果 |
<Hn> | 見出し
nは1から6までの数字 |
<P> | 段落 |
<HR> | 水平線を引く |
<DIV ALIGN=LEFT> | 左寄せ |
<DIV ALIGN=RIGHT> | 右寄せ |
<DIV ALIGN=CENTER> | 中央寄せ |
<SUP> | 上付き文字 |
<SUB> | 下付き文字 |
<UL> | 番号なし箇条書き |
<OL> | 番号付き箇条書き |
<LI> | 箇条書きの項目 |
<DL> | 「項目とその説明」からなるリスト |
<DT> | 「項目」 |
<DD> | 「説明」 |
<B> | 太字 |
<I> | 斜体字 |
<U> | 下線付き文字 |
<S> | 取り消し線付き文字 |
<FONT SIZE=n> | 文字サイズ変更
nは1から7までの数字 |
<FONT SIZE="+m">
<FONT SIZE="-m"> |
文字サイズ変更
mは1から3までの数字 |
<FONT COLOR="#rrggbb"> | 文字色変更
r,g,bは0から9までの数字か AからFまでのアルファベット |
<FONT COLOR=色の名前> | 文字色変更 |
2.問題のあるタグ
タグ | 効果 |
<MARQUEE> | IEだと文字が動く。NNだと効果なし。 |
<BLINK> | NNだと文字が点滅する。IEだと効果なし。 |
<FONT FACE="フォントの名前"> | フォントの指定。
見ている人のシステムにフォントが インストールされてなければ効果なし。 (ところで<FONT FACE="MS明朝">を 指定した文字をUNIXの上で見るとどう見えるんでしょう?) |
STYLE="background:色の指定" | NN3.0、IE3.0で効果なし |
STYLE="filter:影などの効果" | NN3.0、NN4.7で効果なし。
MacのIE(バージョンは不明)でも効果がないらしい. |
3.使えないタグ(システムによって強制的に消される)
タグ | 効果 |
<TABLE> | 表 |
<IMG> | 図 |
4.使えないことがあるタグ (基本的に使用不能にしました by 2代目書記官)
タグ | 効果 |
<A HREF="ページのアドレス"> | 他のページへのリンク |
じゃ本題いきますか。
<FONT>タグは<FONT>と</FONT>で囲んだ範囲の文字の色、大きさ、書体を変えるのに使います。
</FONT>を省略してはいけません。
T.「字の色を変える」
<FONT COLOR="色の名前">
<FONT COLOR="#rrggbb">
「色の名前」は以下に示すものは、どんなブラウザでも表示されるそうです。
(でもディスプレイがモノクロだったらだめですが・・・)
navy | purple | black | gray | silver | red |
aqua | blue | pink | orange | fuchsia | maroon |
teal | white | lime | green | yellow | olive |
色の名前を入力する場合は、半角英字だけの文字列なので""は省略可能です。
一方、"#rrggbb"は16進数6桁の数値で色を表すものです。ちなみに、こぺちゃっとの背景色(ピンク)は"#ffd0d0"、文字色(ちょっと紫がかった青)は"#6060e0"だそうです。
例
ソース | 実際 |
<FONT COLOR=red>赤</FONT> | 赤 |
<font color="blue">青</font> | 青 |
<FONT COLOR="#00ff00">黄緑色</FONT> | 黄緑色 |
<font color="#ffd0d0">霧隠れ</font> | 霧隠れ
(但し、こぺちゃっとでは見えない) |
U.「字の大きさを変える」
<FONT SIZE="n">
nは1から7までの数字です。半角で指定すること。""は省略可です。
数字が大きくなるほど大きい字で書かれます。普通の大きさが3です。
<FONT SIZE="+m">
<FONT SIZE="-m">
という書き方もあります。mは1から3までの数字で、符号が+だと大きくなり、-だと小さくなります。
〔注:“3+m(−m)=n”と考えていただければわかりやすいかと存じます。〕
例
ソース | 実際 |
<FONT SIZE=7>特大</FONT> | 特大 |
<font size="-3">小さい</font> | 小さい |
V.「書体を変える」
<FONT FACE="フォントの名前">
見ている側のシステムにフォントがインストールされてなかったら効果はないです(普通の書体で見える)。
例
ソース | 実際 |
<FONT FACE="MS明朝">明朝体のはずなんですが</FONT> | 明朝体のはずなんですが
(↑これUNIXのNetscapeでみるとどうなるんでしょ?) |
<FONT FACE="symbol">ゥ</FONT> | ハートマーク
(「ウ」は半角カタカナしかも小さい) |
色、大きさ、書体を一度に指定することもできます。
例
ソース | 実際 |
<FONT COLOR="#000000" SIZE=7>黒くて大きい字</FACE> | 黒くて大きい字 |
<FONT FACE="symbol" COLOR="#ff6600">ゥ</FACE> | ハートマーク
(↑この色のハートマーク) |
タグは入れ子に出来るのでこんなこともできます。 (タグ指定は実際、一行)
ソース | 実際 |
<FONT SIZE=7>セクハラは
<FONT COLOR=RED>禁止</FONT>です</FONT> |
セクハラは禁止です |
<font color=red>プ</font>
<font color=orange>リ</font> <font color=yellow>ズ</font> <font color=lime>ム</font> <font color=cyan>ラ</font> <font color=blue>イ</font> <font color=fuchsia>ト</font> |
プリズムライト |
スクロールタグ
<MARQUEE>ここに文章が入る</MARQUEE>
これは、このタグで挟んだ文字がスクロールしていきます。
上のだけでも十分ですが、タグの中に「属性」と呼ばれるものを書く事によって、
他にも色々な効果を持たせる事ができます。 属性(「MARQUEE」と「<>」は省略します)
タグの属性 | 効果 |
HEIGHT=a | 本来、挟まれた文字列の大きさによって自動的に決められるマーキーエリアの高さを、
自分で調整する事ができます。 aには数字(ピクセル数)、または「○○%」(ウインドウの大きさの相対比)が入ります。 |
WIDTH=a | 上に同じく、マーキーエリアの幅を自分で調整する事ができます。
aには数字(ピクセル数)、または「○○%」(ウインドウの大きさの相対比)が入ります。 |
HSPACE=b | マーキーエリアの左右に余白を設ける事ができます。(上2つとは違うものです)
bには数字(ピクセル数)のみが入ります。 |
VSPACE=b | 上に同じく、マーキーエリアの上下に余白を設ける事ができます。
bには数字(ピクセル数)のみが入ります。 |
BGCOLOR=c | マーキーエリアの色を指定する事ができます。(文字の色が変わる訳ではありません)
cには色の名前(red等)、または色をRGB値でそれぞれ00〜FF(16進法)で表したものが入ります。 例:FF0000→赤(red)、0000FF→青(blue)、808080→灰(gray)になります。 ちなみに、00FF00→ライム(lime)です。008000→緑(green)です。 組み合わせは“16777216”色! |
ALIGN="d" | マーキーエリアの前後にある文字列の並び方を指定します。(説明し辛い)
ちなみに、IE4.0では無視されるらしい。 dにはtop、middle、bottom(文字列の位置)のうちのどれかが入ります。 |
DIRECTION="e" | 文字のスクロールする方向を指定する事ができます。
eにはup、down、left、right(スクロール方向)のうちのどれかが入ります。 基本は“left”です。 |
BEHAVIOR="f" | スクロールの仕方を指定する事ができます。
fにはscroll、slide、alternate のうちのどれかが入ります。基本は“scroll”です。 ちなみに、“slide”は端で停止、“alternate”は行ったり来たりします。 |
LOOP=g | スクロールの回数を指定する事ができます。
gには数字(ループ回数)が入ります。 -1、または“infinite”と入れると、無限スクロール(基本)します。 |
SCROLLAMOUNT=h | 文字の再描画間隔(スクロールの早さ)を指定する事ができます。
hには数字(1回の再描画で進むピクセル数)が入ります。 数字が大きい程、実質速くなります。 |
SCROLLDELAY=i | 上に同じく、スクロールの早さを指定できます。
iには数字(再描画までの時間)が入ります。数字が少ない程、速くなります。 ちなみに、数字/1000秒です。 上のもそうですが、あまり速くし過ぎると、点滅しているようにしか見えなくなります。 注意してください。 |
ちょこっと補足
他のタグでもそうですが、同じ属性が違う値で2回以上使われている場合、
恐らく先に書いた物の方が反映されると思います。
例:
<MARQUEE DIRECTION="RIGHT" DIRECTION="UP">この場合、右にスクロールすると思います。</MARQUEE>
他には、
タグ | 効果 |
<BR> | 強制的に改行させます。 |
<NOBR> | 自動改行を禁止します。 |
<HR> | 水平線を引きます |
水平線については
水平線の属性 | 効果 |
SIZE=a | 水平線の太さを変えます。
aには数字(ピクセル数)が入ります。標準は“2”です。最大は“100”までです。 |
WIDTH=b | 幅を変えます。
bには数字(ピクセル数)orパーセンテージが入ります。 |
ALIGN=c | 位置を指定します。
cには“left”、“center”、“right”のどれかが入ります。 |
COLOR=d | 色をつけます。ただし、ネットスケープでは見る事が出来ません。
dには“色の名前”または“#RGB値”が入ります。 |
NOSHADE | 平面的な水平線を引きます。
ちなみに、これにも SIZE、WIDTH の指定をする事ができます。 |
STYLEについて
タグの属性 | 効果 |
color:色の名前 or #RGB値 | 色を変えます・・・って、そのまんまね。 |
font-family:フォント名 | 文字の書体を変えます。
相手がそのフォントをインストールしていないと無意味です。 |
font-size:数値 | 文字の大きさを変えます。単位は“px”、“pt”、“in”、“cm”、“%”があります。
単位を付けなかった場合、 IEでは見れるけどNNでは見れないと言う事態が起きます。 数値の変わりに、“xx-large”、“x-large”、“large”、“medium”、“small”、“x-small”、“xx-small”と言うのも使えるようだ。(使った事はない) |
例:
<FONT STYLE="color:#ABCDEF;font-size:30pt;">太字で示すタグが例</FONT>
<P STYLE="baclground-color:red;font-family:times;font-size:xx-large;">こんなんでいいですか?</P>
反転・フィルター効果
タグ | 効果 |
<p style="filter:fliph();"> | 左右反転 |
<p style="filter:flipv();"> | 上下反転 |
filterというのは、「そのテキスト(画像)を加工する」と言う命令です。
fliph()・flipv()は加工の種類です。
前者は左右反転、後者は上下反転となります。
また、フィルターの前にwidth:100%;と付け、filter:flipH();のようにする(flipの後に来るhとvを大文字にする)と、
フィルターが掛かります。同様にして上下反転にも使えます。
例:
<p style="width:100%;filter:flipH();"></p>
その他のフィルター効果についてを以下の表に示します。
(使い易く、筆記が簡単で、面白いもののみです。すべて書くときりがないので)
filter:〜(・・・・)の前にwidth:100%;と付けると効果が現れます。(すべてがそうではありませんが…)
ソース | 実際 | 備考 |
<span style="width:100%;filter:flipH()">鏡文字</span> | 鏡文字 | |
<span style="width:100%;filter:flipV()">逆さ文字</span> | 逆さ文字 | |
<span style="width:100%;filter:dropshadow(color=blue,offx=5,offy=5,positive=1)">影を落とす</span> | 影を落とす | blueは落ちる影の色 offx,offyは、それぞれ影のX座標,Y座標 |
<span style="width:100%;filter:shadow(color=blue,direction=135)">影がのびる</span> | 影がのびる | blueは影の色 135は影の角度で、上を角度0度として45度刻みのみで設定が可能 |
<span style="width:100%;filter:chroma(color=blue);">透過色</span> | 透過色 | blueは透過する色の指定 |
<span style="width:100%;filter:blur(direction=135,strength=20)">軌跡を付ける</span> | 軌跡を付ける | 135は影の角度で、上を角度0度として45度刻みのみで設定が可能。 20は軌跡の色の濃さや、長さ |
<span style="width:100%;filter:glow(color=blue)">光効果</span> | 光効果 | blueは発光させる色 |