古代人の謎

別の曲を頼むよ もう帰る

!!注意!! この項の内容は、ネタバレ的記述を多量に含みます。

 

4月1日の魔術師ことAPRIL FOOL様の見解

世界各地で破壊活動や犯罪行為に手を染めている七英雄。
そして、次元移動装置を求め世界各地の遺跡に潜る七英雄。
『古代人の謎』では、これらの謎の多くが解明されました。
しかし、謎も多数残されており、更なる分析と想像が不可欠であることは言うまでもありません。
そこで、私はこの謎に少しでも迫るべく、愚考を行うことにいたしました。

まずは、七英雄の行動指針について、私なりの考えを説明致します。

彼らの最優先目標は次元移動装置の発見
また、古代人と結託して反抗する可能性のある人間に対しては様々な破壊工作を展開し、
彼らが七英雄に対して攻撃を行うことを困難にさせる。
社会を混乱させ組織だった抵抗活動を封じるという点から言えば、
クジンシーやボクオーン、スービエも立派に任務を果たそうとしていたのである

遺跡探索にはモンスターも利用する
このモンスター達は、異世界に追放された時に部下として見つけた連中であろう。

七英雄は行動範囲を分担している
ノエル(メルー砂漠、アウストラス)
 ロックブーケ(サラマット)
 スービエ(海洋全般)
 クジンシー(ヴァレンヌ)
 ボクオーン(ステップ)

最終皇帝即位時に復活したクジンシーの役割は、最終皇帝に対する刺客である。
七英雄は伝承法の持つ根本的欠陥()に気付いており、そこを利用することを考えたのであろう。
何しろ、ソウルスティールを受ければ、LP残量が99だろうが1だろうが即死してしまうのである。
他の6人が持たない極めて特殊な攻撃能力であり、その強さは群を抜いている。
クジンシーの復活は、最終皇帝の即位の100年以上前には既に完了していた疑いがある。

注:
 伝承法とは、人間の魂と記憶情報を他人に転送させるという点において、
古代人が利用していた同化の法とほとんど変わらない構造になっている。
 ところが、魂が不死ではない(肉体的には古代人より上であっても、精神的には古代人より「劣っていた」)
一般の人間の魂は、伝承法を続けていくことによって魂の「劣化」を引き起こすのではないだろうか。
魂が「劣化」してしまっては、記憶情報の転送は満足に行えないし、
転送先の人間に一種の精神汚染を引き起こしてしまう。
オアイーブの述べた「伝承法の限界」はこのことだと推測される。

ここまでで、7人中5人の行動については説明ができました(たぶん)。
さて、残るダンターグとワグナス……彼らが厄介の種になるでしょう。

まず、ダンターグについて。
彼も分担範囲であるルドン高原とナゼール海峡周辺で妨害活動に精を出しています。
皇帝御一行が来るまで、南ロンギットとの交易路などが封鎖されているわけですから、
「社会の混乱」という点では立派に任務を果たしています。

彼が「ワグナスやらノエルやらは復讐を考えているようだが、そんなものオレには関係ない」とのたまったのは、
単に彼がバカだったからということで片付けましょう(^^;)。
同化の法を施された時も「こうすればモンスター相手に好き放題暴れられるぞ」と、
ワグナスに言いくるめられた(^^;)のが原因でしょうし、
異世界からの帰還後も「お前はこの辺りで好きに暴れ続けろ」とでも指示されたんじゃないでしょうか。

また、ダンターグには、ラストダンジョンの前に用意された「壁」としての戦略的価値もあると思われます。
七英雄の本体が大氷原にあることが解明された場合、攻撃部隊はナゼール海峡を越えなければなりません。
その時、侵攻ルート上にあるナゼール海峡の北岸に七英雄が残っていたとしたら、
ごく真っ当な神経の持ち主ならば、「無視して先に進む」とはなかなか言い出せないでしょう。

それにこのような事態を迎えたら、ダンターグもさすがに侵攻部隊の撃滅に向かわざるを得なくなるでしょうし。
所詮はダンターグですから、彼が自分の役割をしっかりと認識しているわけではなさそうですが(^^;)。
頭脳的な戦い方が要求される他の6領域に、
脳細胞が筋肉繊維でできている」ような彼を派遣するわけにはいかなかった……
というワグナス達の寒い事情(^^;)が反映されているのかもしれません。

問題はワグナスです。テレルテバ解放後に彼が行動を起こす理由が私にも分からないのです。
無論、設定外のところで合理的に説明できますよ。
「あまりにも早期に七英雄追放の真実を知ってしまったら、ゲームとして興醒めだから。」
というシナリオライターの……(以下検閲削除)
これでは説明にならないので(^^;)、もう少しまともに考えてみましょう。

 まず、ワグナスによるヤウダ侵攻を発生させるためには、

クジンシー敗北
 →運河要塞解放
 →[マイルズ→ステップ→ビハラ→メルー砂漠→テレルテバ]と移動
 →テレルテバ解放
 →[テレルテバ→ユウヤン]と移動

という方法が最短ルートとして考えられます。
無論、ゲーム上ではメリットはありません(かなりの高確率でカンバーランドを滅亡させることになるから)。
つまり、テレルテバ解放のみがフラグとして活用されています。
シナリオの合理性や因果関係から見れば、
ワグナスによるヤウダ攻撃は、明らかに「テレルテバ解放への対抗措置」にしかならないはずです。

 また、『古代人の謎』で指摘されていた、
ワグナスがチカパ山を越えてトーレンスに侵攻しようと目論んでいた可能性ですが、
それは高くないと思います。ワグナス自身が飛行生命体である以上、飛行能力を持つモンスターを引き連れ、
チカパ山の南側の海を越えて直接トーレンスに侵攻することだって可能だったはずです。
そこで、私はこのように憶測(妄想?)しました。

可能性1:ヤウダにおけるワグナスの探索活動は秘密裏に進められていた
一番単純な解釈がこれです。
 テレルテバ解放を機に、行動を表面化させ妨害工作に力を入れるようになっただけなのでしょう。

可能性2:ワグナスの出陣理由が消極的なものだった
これについては長い説明が必要になります。

(1) 1000年の時点でのワグナスの役割は、ダンターグの奥に控える「第2の壁」であった。
    本来の彼の役割はトーレンスとヤウダでの探索活動であるが、
    本体防衛用の人員として大氷原に残らざるを得なかった。
(2) その後、クジンシーなど七英雄が倒されると、回復中の彼らを守る役割をも背負うことになる。
(3) 時間が経過し、テレルテバが解放される。ワグナスは、この時点で初めて出陣を決断する。
    その理由は、「ヴァレンヌ帝国と古代人の物理的接触の切断」である。

 七英雄に対抗する勢力の筆頭格であるヴァレンヌ帝国がヤウダを併呑すれば、
彼らがチカパ山を越えてトーレンスに進出し、古代人達と接触することは時間の問題となります。
そうなれば、七英雄にとっては大きな打撃となってしまうのです。
 実際、古代遺跡の情報が帝国側にリークされていましたし、ゲーム中には登場しなかったものの、
トーレンスに複数の古代遺跡が転がっている可能性もありました。
(この中の1つが古代人が作り上げた次元移動装置である可能性は高い)

 その結果、最悪の場合は大氷原奥地にある、本体の場所を悟られる危険性すらあったのです。
そこで、ヴァレンヌ帝国と古代人を会わせず、帝国をトーレンスにある古代遺跡群にも到達させない
という消極的な理由で、ワグナスがヤウダに乗り込むこととなります。
本体防衛は回復しかかっていたクジンシーにでも任せたのでしょう。

 この解釈の場合、浮遊城で皇帝達の求めに対して、礼儀正しく地上に送り返してくれたワグナスの行動の
不可解さが説明可能になります。彼の目的は「帝国と古代人との物理的接触の切断」であり、
その拠点としてヤウダ(極端に言えば浮遊城)を防衛し続ければそれで良かった……ということになります。
 つまり、彼が必要としていたのは「切断状態の維持」であって、「皇帝の命」ではないのです。
皇帝の寝首を掻きたければ、最終皇帝即位後にクジンシーが封印の地で皇帝を殺せば良いのですから。

 また、浮遊城によるトーレンス侵攻作戦の存在は否定できません。
浮遊城を放置したまま年代ジャンプしても浮遊城は残されたままだったのは、
 単純に戦力が不足していたこと
 打倒すべき敵の優先順位が一時的に入れ替わった(古代人よりも先にヴァレンヌ帝国を潰す)こと
 浮遊城を使った攻撃計画がそもそも存在しなかった
かのいずれかが要因として考えられます。

 しかし、これでも説明としては不十分ですし、謎も残されています。
ワグナスがテレルテバ解放後に動きを見せた理由として、上記の文章にはまだ無理がありますし、
また新たなる謎として、
「七英雄が追放された時、『フリーズコールド状態』にあった本体はどうなっていたのか」
ということも指摘せねばなりません。
本体も追放された、というのが最も自然な解釈でしょうが、もし、この世界に本体が残されたままだとしたら、

(a) 古代人達はどうして本体を処分しなかったのか?
    (見つけられなかっただけなのか?)
(b) 本体の保管状況はどうなっていたのか?
    (モンスターに警備させていたとしたら、七英雄によってモンスターが打倒された、
     という定説全体が崩壊しかねないことになる)

という厄介な難問が浮かび上がります。皆様はいかがお考えでしょうか?

最後になりましたが、駄文……もとい耳障りな歌に付き合って頂き、誠にありがとうございました。m(_ _)m

クララ女王様の見解

ワグナスがテレルテバ解放後にヤウダ侵攻を始めるのは何故かってので、沈没船でスービエが言うように、
最初はワグナスも異次元に移動していった古代人を追うつもりだったんじゃないでしょうかね?
ところがノエルがテレルテバの塔を調べている時、偶然移動湖にいたサグザーに出会って、
一部の古代人がまだこの世界に残っているのを知った。
 それでワグナスがチカパ山の向こうの古代人の存在に気付いて、ヤウダ攻略を始めたんじゃないか・・、
と私は考えてますが・・。まぁ、ヘボ意見ですのでお気になさらないでください。

〜七英雄の行動の謎〜

>七英雄の目的
 それではまず、すでに述べてある、ワグナスがテレルテバ解放後にヤウダ侵攻を開始するのは何故か、
という問題ですが、その前に七英雄たちが、この世界に残っている古代人達の存在に気付いているか?
ということに焦点を当ててみましょう。そこで重要なのが、沈没船でのスービエのセリフです。

スービエ:(〜略)・・苦労して戻ってきてみると、奴らも(異次元の)どこかへ移動していったようだ。
          奴らはどこにいったのか?探しているのさ、復讐のために!

 上のセリフからも判るように、スービエは古代人達は全員、異次元に移動していったと思っているようです。
つまり、七英雄たちは最初、古代人達がもう一人もこの世界に残っていないと考えていたのでしょうね。
そのため、異次元に移動していった古代人達を追うべく、空間移動装置の塔を探すことが、
七英雄のこの世界での目的だったと考えられます。(ただし、バカ3人は除外視します…笑)

>メルー砂漠にて〜七英雄と古代人の接触〜(ノエルとサグザー)
 上記において、七英雄達は最初、この世界に残った古代人の存在に気付いていなかったと書きましたが、
その後、残っていたある古代人と接触し、この世界に古代人が残っている事実を唯一知る七英雄が出てきます。
それが七英雄ノエルで、出会った古代人は彼の旧友サグザー。
 2人は、ノエルがテレルテバの塔の調査中に移動湖に赴いた際、偶然出会ったものと思われますが、
この2人の話をする前に、テレルテバ解放イベントについて述べることにしましょう。

>テレルテバ解放イベント
 テレルテバを解放し、メルーを帝国領にするには2通りのクリア方法があります。
まず、

1.テレルテバの真ん中の塔にいる、ノエルの部下を名乗る獣系ボスを倒し、
   皇帝自らの手でテレルテバを解放する。
2.テレルテバの左右どちらかの塔のボスを倒し、真ん中の塔のボスは無視する。
   次に移動湖に赴き、サグザーと話をしているノエルに逢い、テレルテバ撤退の話をつける。
   この場合、ノエルが自分の手でモンスターを処分し、テレルテバが解放される。

ここで、皇帝がテレルテバを解放したことへの報復行動として、
ワグナスのヤウダ攻略が表面化したのではないかという意見がありますが、
その可能性は低いと思われます。

 なぜなら、ノエルのテレルテバの塔への執着は低く、皇帝にテレルテバを解放されればあっさり手を引き、
上の2.のパターンでは、自らテレルテバのモンスターを処分して、撤退してしまいます。
何故これほどまでに、簡単にノエルはテレルテバから手を引くのでしょうか?
理由として、

1.ノエルはもう塔での調査をほとんど終えていた
2.テレルテバの塔は空間移動に関係ないものと解っていた
3.皇帝たち一般人と争いごとをしたくなかった(?)

などが考えられますが、ノエルさえ執着していないテレルテバ撤退に対する皇帝への報復として、
ワグナスがヤウダ攻略を開始する、
というのはとても考えにくいです。
 そこで、テレルテバ解放とワグナスのヤウダ攻略との因果関係として考えられるものですが、
ワグナスのヤウダ攻略は、チカパ山の向こうの古代人の存在に気付いたためであり、
それに気付く原因がテレルテバ解放イベントにあったというのが、私の見解です。

 先に、皇帝によるテレルテバ解放に対する報復として、ヤウダ攻略を開始した可能性は低いと述べました。
そこでテレルテバ解放に隠された、もうひとつのイベント、
「ノエルとサグザーの再会」のほうに焦点を当てて、テレルテバ解放イベントを語っていくことに致しましょう。

>テレルテバ解放のもう一つのイベント〜ノエルとサグザーの再会〜
 ノエルが何のために移動湖に赴いたのかは判りませんが、ともかくそこで彼は旧友のサグザーに再会します。
先に述べたとおり、おそらく七英雄たちは(当然ノエルでさえも)、古代人がまだこの世界に残っていることを
この時点では知らなかったと考えられます。
 ところが、ここで初めて古代人(の一部)がこの世界に残っている事実を知ったわけです。
そこで、テレルテバイベントを「解放」ではなく、「ノエルとサグザーの再会の経緯」の視点から見ていきます。

>テレルテバイベント〜ノエルとサグザーの再会の経緯〜

まず、真ん中の塔のボスを倒す「1.」のパターン
 1.皇帝一行がテレルテバに到着する
   (この時まだノエルは移動湖に行っておらず、サグザーに逢っていない)
            ↓
   真ん中の塔のボスを倒してテレルテバ解放(時間経過大)
   (この頃移動湖ではノエルとサグザーが再会しているが、シャールカーンはまだ移動湖に着いていない)
            ↓
   皇帝一行が移動湖に到着する
   (移動湖に着いたシャールカーンとノエルが争っている)

次に、左右どちらかの塔のボスを倒す「2.」のパターン
 2.左右どちらかの塔のボスをたおす
   (時間経過小)
            ↓
   皇帝一行が移動湖に到着する
   (ちょうどノエルとサグザーが再会したところで、皇帝はそれに出くわす。
    シャールカーンはまだ着いていない)
            ↓
   ノエルと話をつけてテレルテバ解放

このように、テレルテバのイベントは単なる解放だけでなく、ノエルとサグザーの再会の経緯(時間の流れ)
としてもとらえることが出来ます。
はぁ・・ダラダラとなに書いてるんだか。さっさとまとめにゃ。

>んで、そっからヤウダイベントへ
 サグザーと再会したことで、ノエルはまだこの世界に古代人が残っていることを知った。
まさか、サグザーがたった一人でこの世界に残っているということはまずあり得ない。
必ずどこかにいるはずだと、ノエルやワグナスは考えたことでしょう。

 そこで、どこにいるかということを考えてみると、
ワグナスは秘境(?)チカパ山の向こうが怪しいと気付いた(ここらへん、やや飛んでるがご容赦(^^;)。
それともノエルがサグザーから強引に聞き出したか?
もしかすると、ノエルがテレルテバの塔への執着が薄かったのも、
空間移動の塔よりこの世界に残っている古代人を探す方が先決と思ったからだろうか?

 ところがワグナスがチカパ山を越えようにもチカパは絶境、加えて邪魔なイーリスがいる。
さらにヤウダを拠点としたことで、ヤウダの連中とも対立するようになった。
ワグナスがチカパを攻めれば間違いなくヤウダの連中は後方を突くであろう。
そこでワグナスはまずヤウダを攻め、その最中イーリス戦に備えて浮遊城を作ったと考えられる。

>なぜサグザーは移動湖にいるのか?

仮説1:故郷に近いところにいたかった
 サグザーがこの世界に残ったのは、故郷を離れられなかったからだろうか?
 それともオアイーブたち、忘れられた町の古代人のように「罪を感じた」からだろうか?
 (一応ノエルの友人でもあるし)
 理由はともかく、この世界に残った・・が、アウストラスは荒廃してモンスターの巣。
 そこで安全な移動湖に住んだ(?)

仮説2:忘れられた町に住みたくなかった
 異次元追放計画の首謀者であろうオアイーブ達、すなわち忘れられた町の古代人達と一緒にすむのは
 イヤだったのかなぁ、罪悪感にさいなまれるから・・。
 あ、それにしては目の前でノエルが倒されてもケロッとしているな。
 ことなかれ主義の傍観者を決め込むつもりなんだろうか?コイツ。
 でも忘れられた町の人間とは無関係に生きているのは確かですね。
 七英雄が戻ってきていること知らなかったみたいだし。
 (忘れられた町の人間と接触があれば知っていたはずだけど・・・)

仮説3:移動湖の水を飲んで出られなくなった
 これはボツね。   (ボツなら書くなーーー!!! by 乱兄)

>ノエルは何故サグザーを殺さなかったか?
 さすがに旧友に手はかけられないでしょ。

>ワグナスはチカパ山の南の海を通って忘れられた町攻めりゃいいじゃないか
 それをいうなら皇帝達だって、わざわざチカパ山越えずに海路から行けるはずですよ!・・・でもできない。
とにかく忘れられた町に行くにはチカパ山経由しかないんですよ!!ハァハァ・・・

>クジンシー、ダンターグ、ボクオーンは一体何をしているのか?
 奴らはあんなもんでしょ。
クジンシーが再度皇帝に戦いを挑むのだって、ただの私的な恨みからだと思いますよ。

は〜、こんなもんかな。やっと終わったか。
この駄文を最後まで読んで下さった方がいらっしゃいましたら、
どうもありがとうございます&変な論文でごめんなさい&お疲れさまでございました。
ああ、それよりここにこんなの書くなというお叱りを受けるかも・・
すみません、メールの出し方知らなかったもので(バカ)
(酒場の書き込みより抜粋)

後日談
 サグザーとノエルが再会した時にノエルを倒した場合、というのは私も考えていたことです。
が、それを考えると同じ様なことは他にもありますね。

 例えば、ロックブーケを倒した直後にノエルが移動湖に現れるけれど、なぜそんなに早く知ったのか?とか、
ラストダンジョンに行く最後の七英雄は、どうやって自分が最後の一人と知ったのか・・などなど。
まさか風の噂で七英雄が倒されたことを知ったとか、モンスターを情報伝達に使っているとか、
そんなセコイ方法とは考え難い。
そこで七英雄には、世界のどこにいようと、あるいは本体の場所にいようと、
情報伝達する方法または能力(例えばテレパス)
を持っているのではないかと私は考えています。(これは言い逃れではなくマジで)

七英雄には他にも不可思議な能力を持っていますしね。
地上戦艦とか浮遊城とか、他にも忽然と目の前で消えたりすることとか・・
ノエルと戦って退却した時、ノエルが目の前で消える、あれはテレポテーションでしょうか??
とにかく人間の常識が通用しない(いろんな意味でね)七英雄には、
基本的な伝達手段ぐらいは有しているのではないかと思っています。

 ところでワグナスやノエルって、その場所にいない時は何をしているんでしょうね?
もしかすると本体の場所で空間移動装置の研究をしていて、テレルテバ→ヤウダイベントに移行する時、
研究をバトンタッチしているとかも考えられないことではありませんね。

バチカンBIG様の見解

自分は人と違う道を進むのが好きなあまのじゃくなので、
だれも相手にしてないボクオーンについて考えてみました。

まずステップにいる理由ですが…、たぶん残り物なんでしょうな(笑)。
ワグナスらが重要な所を抑えていったところ、あのあたりに誰もいかない…。
そこで「じゃあ、お前行け」と(笑)。

 もちろんボクオーンとて、あんな人口密度の低そうな所にいくのは不服だったでしょうが、
ワグナスに逆らう程の力も無いので、仕方なく了承。
しかし、ここで思いもよらぬものが手に入ります。麻薬です。
これのおかげで莫大な資金を手に入れ、地上戦艦なんて物も建造。
これで戦力アップはもちろん、さらに効率良く稼げるようになった。
 実は「何かを新しく作る」なんて事をしてるのはボクオーンだけなんですよね。
浮遊城は元々あったものの一部を利用した物ですし。

 ところで「麻薬中毒者なんて出てきたっけ?」なんていう疑問もあるでしょう。
たしかにゲーム中には一切出てきません。じゃあ、いったい麻薬はどこに出まわっているのか?
…もう一ヵ所、ボクオーンの息がかかった場所があるのを忘れてませんか?
そう、運河要塞です。つまり麻薬は、ゲーム中に出てこなかった、海の向こうの他の国に輸出しているのです。

 なぜ自分の領土内に出まわさないのか?これはノーマッドを滅ぼさない事とも関係してますが、
人間達を滅ぼさずに利用することを考えてるのではないのでしょうか?
実際、人間も配下にしてるわけですし(「いい仕事」の人)。
「オレオン海の海賊」も、稼ぎの何割かを収めてるんじゃないかなあ。
その代わりに運河要塞という強力なアジトを手に入れたって訳。

 さて、ステップと運河要塞(オレオン海)、これらはちょうどカンバーランドを包囲する形になってます。
このことから、思うにボクオーンの今の狙いはカンバーランドの占領ではないでしょうか?
 なにしろあの国は三方を海に囲まれている上、唯一の陸続き部分にも長城が建設されています。
さらには強力なホーリーオーダーもいる始末…。まさに難攻不落とはこのこと。
 だがその分、手に入れることが出来たら大幅な戦力アップが望めますからね。
既に手にしてる大量の資金と合わせれば、真向勝負では敵無しでしょう。
それに「ずる賢いボクオーン」ですから、策略を仕掛けてもなかなかの物でしょうね。
(軍師には到底及びませんが…)

 サイフリートの反乱は絶好のチャンスだったので、ここぞとばかりにモンスターを送り込んだというわけですな。
いったいボクオーンはこんなに強大な力を手に入れてどうするつもりなのか?
 彼が次に考える事は恐らくクーデターでしょう。
 とりあえず七英雄の頂点に立ち、その後世界を支配する。
古代人どもは奴隷として使うとかにすれば、復讐も兼ねることができる、と。
もっとも、ワグナスがこれに気付かないとは思えませんが…。

 今思ったんですが、もしかしてノエルは「他の七英雄の監視役」も担っているのではないでしょうか?
そうだとすれば、ロックブーケの敗北にいち早く気付いた事、移動湖にいつでも居るわけではないという事、
テレルテバの調査をモンスターに任せていた事の全てに合点がいきます。

バチカンBIG様の見解2

七英雄の部下達の間では、「七英雄はいくらでも復活できる」と言う事は、周知の事実であると思われます。
原理はわかってないでしょうが。
ですからボクオーンがやられても、部下達は
「どうせじきに復活なさる。我々は自分の任務を遂行するだけだ。」
などと思っているのでしょう。反乱を起こしても、ボクオーンが戻ってきたらすぐに元通りですからね。
復活の原理がわからない以上、どうしようもないですよ。
いくらボクオーンが小者だと言っても、それは七英雄の中での話ですから。
一般のモンスターが太刀打ち出来るほど甘くは無いですね。
(ボクオーン以外の七英雄の部下達もそうだと思われるが、ゲーム中で主がやられたのに
部下が残ってるという状態にする事が出来るのはボクオーンだけなので、他の奴らの事はわからない)

 ヴァイカーのセリフが変わらないのは、復活できる事を口止めされているから。
一般人ならともかく、皇帝ほどの力と知恵が有る者に知れたら、
復活の秘密を探ろうとするかもしれないですからね。

もちろん一般人にも言ったりはしません。噂になっては困りますからね。
(大氷原にモンスターを集結させたりしなければ、最後まで見つからなかった可能性もあったような気もするが…)

 そんな訳ですから、長城のモンスターはやはりボクオーンの配下なのです。では一体どこから現れたのか?
まずそもそも、あいつらは「ステップをうろついてる奴ら」とは別です。獣人系とかはステップにいませんからね。
恐らく、ステップの地下あたりに秘密基地が存在するのではないでしょうか?(アヴァレンジャー!? by 乱兄)
トンネルはそこから掘られたものである。デューンウォームを倒すとトンネルが崩れますが、
あれはもしかすると自然に崩れたのではなく、秘密基地が見つからないように
自分たちで崩したのかもしれません。別に入り口をふさぐわけではないですし。
では「なぜそんな秘密基地を作ったのか」という事になりますが、
これは別にそんなに大した理由ではないでしょう。
麻薬の保管場所にするとか、そういう単純な事だと。
ですから「基地」っていう程の物じゃないですね。「隠れ家」って所でしょうか。

 次に「なぜボクオーンはそっちにいないで、地上戦艦の方にいるのか」という事について。
これは「隠れ家の存在を悟られないように」ですな。人間達だけでなく、他の七英雄にも、です。
いくら本体が一緒の所にあっても、何から何までつつぬけってことは無いでしょうから。
時には秘密にしておきたい事もあるでしょう。彼の場合特にね。
サイフリートはボクオーンと直接話したわけではなく(1度くらいは会った事もあるでしょうが)、
普段は部下を通して交渉を進めていた。なのでボクオーンがやられても大した影響はなかった。
ようするに、不老になれればそれでよかったと考えていたのでしょう。
「ボクオーンがいなくなったら不老になれなくなる」という疑問は無かったのか?と思うかもしれませんが、
恐らく交渉中、その部下に朽ちない肉体になる術の現物を見せてもらっていたのでしょう。
ここで「朽ちない肉体?不老ってのは魂を他の肉体になじませる技が手に入るって事じゃないの?」
と思った事でしょう。

 確かにノエルの部下などはそうなんでしょうが、彼は違います。
なぜなら彼は「不老になっても姿・強さが変わらない」のですから。運河要塞のヴァイカーなどもそうでしょうな。
パワーアップが出来ない分、ノエルの部下に使われている物には劣るが、その代わり若干扱いやすくなった。
「同化の法・簡易版」という感じでしょうか。

 ところで「なぜ素直に不老にしてあげたのか」という疑問もありますよね。
普通こういう場合、「お前はもう用済みだ!!」とか言われて始末されるのが一般的ですからねえ(笑)。
これはたぶん「返り討ちにされた」のでしょう。サイフリート&不良兵士ってけっこう強いですからね。

月下賢人様の見解

帝国大学付属考古学研究所アウストラス支部勤務の月下・ジョーンズ・賢人です。(オイ)
 とりあえず出来ましたので酒場に書いたのと同じものをお送り致します。
疑問、反論などは酒場で散々受けることになりそうですが。

〜古代世界について〜

古代の世界とは、いったいどのような世界だったのか?
 古代の世界に何が起こり、現在につながっているのか?
 推測をする前に今までにゲーム中で明らかになっている事を整理してみるとしよう。

1.古代の世界では現代(皇帝達の世界)よりも、かなり進んだ文明を発達させていた。
2.七英雄も元は古代人であり、現代の人間達の祖先は古代人の下で奴隷的な役割をしていた。
3.かなり大きな環境の変化が古代世界を襲い、その結果様々なことが起こった。

大雑把に言えばこんなところだろうか。
 しかし、2からもわかるが、古代世界と現代世界(ゲームのね)を切り離して考えることはできない。
現代の文明の元になったものが古代の文明だからである。
そして、現代の世界にも古代の名残と思われるものが結構存在する。
 情報が限られてはいるが、これらの事やその他の細かい事から、自分なりに色々と推測してみた。
その理由とともに述べていこう。

注:以下の文章はあくまで推測である。そのことを忘れないようにお願いしたい。

推測1:現在の技及び術は古代に作られたものである。
  古代は現代よりもかなり進んだ文明を持っていたのであるから、
  強力なモンスターに対して強力な技・術(合成術)を使って凌いでいた可能性はじゅうぶんある。
  モンスターから身を守るために開発されたのかも知れない。(←何が? by 乱兄)
  ただ、現代人のごとく文明が発達しすぎ、なまりきった体ではたいした威力を発揮できなかったに違いない。
  また、冥術なども古代では普通に使われていたと考えられる。浮上島に冥術があるのも、そのためであろう。

   冥(またはそれを含む合成術)には精神に関係する術が多い。
  おそらく、それらの術中心の文明が極限まで発達したからこそ、
  伝承法や同化の法が生み出されたのであろう。
  そして、術の技術を結集して作られたのが次元移動装置なのではないだろうか。

推測2:古代世界には現在のモンスターとは違った種類のモンスターが生息していた。
  おそらく、古代には今よりも「かなり強力な」モンスターが生息していた。
  また、七英雄と合体した(された?)モンスター達も古代のものであると考えられる。
  なぜかと言うと、ワグナスのベースの巨大な蝶のモンスターや、
  ダンターグのベースの四足の巨大モンスター(象?草食竜?)のような種類が、
  現在には生息していないからである。
  (異次元のモンスターかも知れないが…、異次元にモンスターがはたして居るのか?)
  クジンシーやボクオーンの能力(魂を奪う、他の生物を操る等)も元はモンスターの物だろう。
  テンプテーションはロックのモノかも知れないが…(爆)。
  そして、それらのモンスター達は恐竜のごとく環境の変化によって99%が滅んでしまった。
  遺跡などにいる、竜属や海の主やクイーンはおそらくその生き残りである。

  余談ではあるが、ではなぜ七英雄全員が最強の技「ソウルスティール」を習得しないのか?
  それは、魂と肉体にも相性があるからではないだろうか。
  つまり「ソウルスティール」を使うモンスターと相性がよかったのはクジンシーだけだった。
  そう考えれば伝承法が飛び飛びなのも説明できる。
  強力な意志を持つ皇帝しか、レオン達倒れていった皇帝の魂を継ぐことはできないのではないだろうか。

長いので次へ

推測3:巨人属も古代人の奴隷であった。
  古代世界には古代人を含め、最低でも3種以上の人類(?)がいたと思われる。

  ・高度な知能と長い寿命を持つが、あまり丈夫でない肉体の古代人
  ・寿命と知能は古代人に劣るが、そこそこ丈夫な肉体を持つ現代人の祖先
  ・知能レベルはかなり低いが、モンスターにも匹敵する肉体を持つ巨人属

  の3種である。
  古代人は、他の人類を高度な知能によって奴隷として支配していたのではないか。
  現代人の祖先は比較的賢く、また力もあったので古代人の召使・人夫的役割を果たしていたのであろう。
  巨人属は粗暴な人種ではあったが「アホ」だったので、
  古代人の術をもってすれば、操って意のままにするのはたやすいことだったのだろう。
  攻略本ではスプリガンの所に「召喚者に盲目的に従う…」とある。やはり「アホ」だったのだ(笑)。
  巨人属は、遺跡や次元移動装置の建設や、それらの番人として利用されていたのではないだろうか。
  現に、エイルネップの神殿(つまり次元移動装置の制御室)では巨人を模した(のか巨人を石にした)石像の
  守護者が古代の剣「オートクレール」を持ってつっ立っている。
  古代人は七英雄が帰って来ることを予想し、それに備えた物なのではないだろうか。

推測4:古代世界の滅亡原因は地殻変動である。
  プレイしていると気づくだろうと思うが、古代文明の跡はマップの南及び東にそのほとんどが存在している。
  忘れられた町・3つの遺跡・サラマットの次元移動装置などがそうだ。
  なぜ、氷に閉ざされていたり、山の向こうだったり、密林に沈んでいたりするのだろうか?

「ゲーム的にその方が感じが出て良い」
と言う理由ではあまりに味気ないし面白くないので、別の理由を考えてみる。

 それらの遺跡がそんなところにわざわざ作られたとは考えにくい。
特に、次元移動装置などをそんなところに作るメリットがあるはずが無い。
また、3つの遺跡でも名前こそ「砂」「氷」「雪」となっているが、それらに関連したトラップは一つもない。
砂の遺跡なのに流砂のトラップすらないのだ。(作られた理由の推測はまた別の機会に)
つまり、今でこそそんな所に在るが、作られた当時は普通の気候のところに存在していたに違いない。

 では、なぜそんな気候の変動が起こったのか?
僕が推測するに、それは地殻変動である。
これはかなり天晴様の見解と近いので、とくに目新しいことでもないかも知れない。

 古代の世界の中心は、今のヤウダ地方及びメルーとの間の海の辺りからトーレンス地方で、
この辺りが遺跡の分布のほぼ中心だからだが、もしかしたらもっとサラマット寄りだったかも知れない。
またその範囲は、南は大氷原の辺りから、北はツキジマまで、西はビハラくらいまでであったと考えられる。

 そして古代の世界で、何が原因かは分からないが大規模な地殻変動が起こり、
それに伴う急激な気候の変化により、モンスターは滅び、ツキジマの浮上島は沈んだ。
現在のツキジマは、海底火山の成長によってできた火山島であろう。
もしかしたら、ヤウダとメルーとの間の海には古代世界の中心地が沈んでいるのかも知れない。
ちょっと飛躍しすぎか?

 まあ、とにかく古代人たちは七英雄を追放した後、世界自体に危機が迫っているのを知り、七英雄を追放する
ために研究していた次元移動装置を、より高精度の、確実に安全な次元へ移動できるものに完成させた。
そして、オアイーブら少数の人間と現代人の祖先を残し(ヒドイな〜)、新たな次元へと旅立った。

 その後オアイーブらは、強靭な肉体を持つ現代人の祖先に知恵を授け、崩壊した後の世界で子孫を繁栄させ、
七英雄に力で対抗できる勢力をつくらせていったのではないだろうか。
 自分達はモンスターの手の届かない所で(忘れられるくらい)ひっそりと来るべき時を待った。
そして、遂に七英雄がこの世界に戻ったのを知り、力と強い意志を兼ね備えた、バレンヌ帝国の皇帝レオンに
伝承法と七英雄の本性を伝えた。

 以上が僕の古代世界に対する推測である。
七英雄の目的や遺跡のなぞについての推測もおいおいやって行きたいところです。

 最後になりましたが難解な文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
しかしほんとに長いな…だらだらと書きすぎたかな?
突っ込まれるとすぐにぼろが出そうだ。だからおおめに見てね。

月下賢人様の見解2

七英雄についての考察

以前のレポートでは、七英雄追放の所でとんだ思い違いをしていました。
と言うことで、今回のレポートではその点についての訂正を含め、
古代から現代に至るまでの経緯をふまえ、七英雄の目的について考えていきます。
まず、七英雄がモンスターとなって現代に帰って来るまでの経緯を簡単に説明致しましょう。

注:このレポートは僕が以前に書いた古代の世界観に基づいて書いてあります。悪しからず。

   伝説が示すようにに古代では七英雄は真の英雄であった。
   しかしモンスターとの戦いに勝利した七英雄は、次第に古代人にとって疎ましい存在となっていった。
   特にクジンシー、ボクオーン、ダンターグの元々爪弾きにされていた三人は、
   敵がいないのをいいことに増長していった。
   そこで古代人たちは世界崩壊のために、次元移動装置を使って別の次元へ逃れる時を利用し、
   七英雄たちを追い払おうと画策する。
   異次元の世界でだまされた事に気づいた七英雄たちは、古代人への復讐を誓った。
   異次元でモンスターの力を取り込み、さらなるパワーアップを果たした七英雄は、
   次第に「英雄の心」を失い、復讐の鬼へと変貌していった。


〜七英雄の目的〜

そして、気の遠くなるような年月を経て現代の世界に戻って来た七英雄たちの目的はただ一つ、
次元移動装置で古代人たちを追いかけ復讐を果たすこと・・・と言いたいところだが、どうもそうではないらしい。
クジンシー、ボクオーン、ダンターグの三人は、どう見てもそれほど復讐にこだわっているようには思えない。
七英雄の内部でも各々の目的は同じではなかったのである。
七英雄たちの目的は個々の考え方に違いはあろうが、大まかに言えば2つに分類可能である。

1.古代人への復讐
   こちらには比較的まともなグループ、つまりワグナス、ロックブーケ、ノエル、スービエ
  の四人が分類される。
  だからこちらの四人は、それぞれの地方で地方の人々とのいざこざはあるものの、
  積極的に人間社会に危害を加えるようなことはしていない。
   あくまで目的達成の過程で地方の人々と衝突しているのが事実である。

2.自己の勢力の拡大(自分自身の強化)
   こちらには残りの三人。自分自身の強化とはもちろんダンターグのことである。
   残りの三人に共通して言えるのは、もう復讐にはたいして興味を持っていないと言うことである。
  そんなことよりもむしろ、
  この世界で自分の勢力を拡大し、最終的にはこの世界を支配する事の方に目的が向いている
  のではないだろうか。
  彼らはもともとアウトサイダーだったのだから、最初からそれが目的で七英雄に加わった可能性も
  じゅうぶんに考えられる。

   少しでも復讐に(次元移動装置の捜索に)協力する気があるのならば、
  およそ古代世界とは関係なさそうな地域で、人間にちょっかいを出しているはずが無い。
  確かに、社会の混乱も七英雄の目的だと言えばこいつらの行動も役に立っているが、
  どうもそうは思いがたい。もっと私利私欲に傾いていると思うのは僕だけだろうか。
  ワグナスたちがどう思っていたかは知らないが、こんなレベルの低いやつらは放っておいて、
  自分たち四人だけで復讐を果たそうとしていたのではなかろうか。

〜各々の目的と担当(?)地域の関係〜

七英雄各々の目的の中でも、ロックブーケ、ノエルとダンターグは
ゲーム内でそれらしいことが述べられている
ので、比較的推測しやすい。
が、とりあえずアウトサイダー組から。

 ダンターグは自身でも述べている通り、モンスターを取り込み自分を強化することにしか興味がないようだ。
ルドン地方の洞窟にいる理由は強いモンスターがいるから、ただそれだけのようである。
だから、人間や他の七英雄が何をしていようが全く興味を示していない。
たとえ、ワグナスからナゼールの捜索を言いつけられていたとしても、
彼のことだから全くと言っていい程、手をつけていないだろう

 ボクオーンとクジンシーの目的が世界征服(安い悪キャラみたいだ)だとすると、彼らの行動もうまく説明できる。
つまり、彼らの目的は世界の征服であるのだから、人工密度の低い地域には用が無いのだ。
砂漠やジャングルよりも大都市から征服していくのは当然のことである。
現代の世界で比較的大都市と言えるのは、北バレンヌカンバーランド、そしてヤウダの3つである。

 このうちクジンシーは北バレンヌに、ボクオーンはカンバーランドに目を付けた。
(ボクオーンの詳しい狙いについては、バチカンBIG殿のレポートにお任せするとして)

 では、なぜ彼らがヤウダ地方を狙わなかったのかと言うと、
一番考え得るのは、ヤウダは守りが堅くて彼らでは攻略できなかったのではないか、と言う理由だ。
強い家臣(セキシュウサイの家系)と、賢明な王(アト王までは…)のいる国は彼らの侵略を許さなかったのだ。
つまり手に負えなかったのね…(^^;)

 ワグナスもおそらく、それを止めさせるように彼らに強く言ったのであろう、「調査の邪魔をするな!!」と。
そこで彼らは、武力のあまり整ってなかった北の国に目を向けたのではないだろうか。

次は割とマトモな4人について

彼らの第一の目的は、異次元に移動して行った古代人達に復讐を果たすことである。
だから、おそらく古代世界の中心地であったと思われる地域を重点的に調査しているのだろう。

 ロックブーケは、もちろん復讐のために次元移動装置を捜索していた。
彼女の担当地域エイルネップで次元移動装置(の片方)を発見したが、
肝心の制御室(神殿)の入口には守護者が立っていて、中に入ることができない。
そこでエイルネップの村の男性にテンプテーションをかけ、自身は塔の中で捕らえられた振りをして、
守護者を倒せるだけの力を持つものを待っていた。
そう考えると、ロックブーケが一番目的に近付いていたと言えるだろう。

 ノエルも同じく、自分の担当地域であるメルー地方を調査していたが、成果と言えば、
移動湖でサグザーと再会し、この世界にもまだ古代人がいくらか残っている
という情報を手に入れたぐらいであった。
そして、メルー地方に見切りを付けたノエルは、手に入れた情報を元に
アウストラス付近の捜索をしていたのではないだろうか。
ノエルはもう、アウトサイダー組のすることに興味が無かったのだろう。
とりあえず邪魔をしなければどこで何しててもいいよ、いざという時に誓いさえ守れば…
みたいな感じで、もう見放していたのではなかろうか。
こういう風に解釈すると彼が他の七英雄を監視をしていたと言う説は考えにくい。

 スービエはもちろん、その特技を活かして海中の調査を行っていたのだろう。
地上にある遺跡が、砂やジャングルの沼に埋まっているという状態から考えて、
海中に沈んだ古代世界の手がかりが無いとは言い切れない。
現に浮上島は、コムルーンの火山が大爆発を起こすまでは海中に沈んでいたのだから。
また、彼とギャロンとのつながりや、海の主の娘を吸しようとしている態度から、
彼もあの辺りを足掛かりにして世界を制覇しようと狙っていたのかもしれない。
ここら辺がノエルと違うところで、彼には多少なりとも野心があったのではないだろうか。

 さて最後は、その不可解な行動が波紋を呼んでいたワグナスである。
彼の担当がヤウダ地方であったことはまず間違い無いだろう。
彼も最初のうちは、なるべく現代人と衝突を起こさないように行動していたのだろう。
では彼はなぜ、テレルテバが開放された後でないと表だった行動を開始しないのか。
これにはやはりクララ様が述べられているように、
この世界に留まっている古代人たちの存在に気づいたことが関係しているように思う。

 古代人の生き残りが暮らしている村が、チカパ山のむこうにあると気付いたワグナスは浮遊城を建設し、
それに乗ってイーリスの村を攻め滅ぼし、古代人の生き残りに総攻撃をかけようとしたのではないだろうか。
その過程でヤウダの住民とも対立するようになった。これにはワグナスの性格に大きく関係しているように思う。
ノエルならば、ハクロ城からモンスターを出さないようにするなどの措置を取っていたかもしれないが、
ワグナスの事だから邪魔をするなら滅ぼしてしまおうと考えたのだろう。

 それではなぜ、ワグナスは古代人の村がチカパ山のむこうだと気付いたのだろうか。
これは、古代人たちがどうやって世界の情報を入手しているのかを考えてみるとよくわかる。
古代人たちは、オアイーブが旅の占い師として世界をまわることにより世界の情報を得ていたのである。
ヤウダ地方の一部の人が、その占い師がたまに(100年に一度くらい)チカパ山の方からやって来ることを
知っていても不思議ではない。
ワグナスはおそらくその辺りの噂からチカパ山のむこう、
トーレンス地方には何かがあるとにらんでいたのであろう。
そしてノエルから古代人の情報を得て、行動を開始したのではないだろうか。

以上が僕の七英雄の目的に関する考察である。

クジンシー小野様の見解

私は七英雄の中でもクジンシーが好きなので彼について書きます。
まず、なぜ彼は北ヴァレンヌにいるのかを追求しましょう。

1つはおそらく人間界で最強の勢力を誇る、ヴァレンヌ帝国に対しての刺客という理由が考えられます。
彼の持つソウルスティールは、コッペリアであろうとソウジであろうと一発で殺せますからね。
もし連中がむかってきたらこの技を使用すればいいわけです。

また、もうひとつの理由として挙げられるのが、北ヴァレンヌにあるかもしれない次元転移装置の探索です。
彼はアバロンを奇襲というなんともダイナミックな初登場を見せてくれます。ヴィクトールとの戦いも見どころです。
しかしそこで疑問が生じます。彼は何故アバロンを攻めたのでしょうか?

1.ただアピールしたかった
2.帝国を潰そうとした

まずありそうな1番から考えていきましょう。
嫌われ者の彼の事ですから、きっと自分の存在をアピールしたかったに違いありません。
その証拠に、なんとアバロンの住民はソーモンの事について何も喋っていません。
このような状況を打破するために彼は立ち上がり、アバロンを攻めた。なんと素晴らしい仮説でしょうか!!
(↑自分で賞賛してしまいましたか・・・笑 by 乱兄)
これだけでつじつまが合ってしまいます。

あっ、2番の仮説も追及せねばいけませんね。
彼はレオンの留守中を狙って攻めてきましたが、これは戦術(ではなく戦略だと思うが・・・ by 乱兄)
の面から言って妥当な作戦です。七英雄の中でもそんなに強くない彼が帝国に立ち向かうには、
このように作戦を立てる必要があったかも知れません。

しかし彼はヴィクトールを倒しただけで満足したのか、ソーモンに帰ってしまいます。
彼は何故ここで引いたのでしょうか?
これについて考えると・・・


次期皇帝のヴィクトールを倒す

レオン怒る!(本気になる!)

弔い合戦にやってくる!!

このような式が成り立つので直接対決の前に、少しでもその戦力を減らしておきたいわけです。
つまり自分の部下達を捨て駒にして(←ん?こんなこと言った? by 乱兄)、弱ったレオンを倒す!!
なかなか素晴らしい作戦ですね。

ここまで書いてきましたが、これだけでは肝心の帝国を潰そうとした理由が良くわかりません。
彼の居るソーモンは北アバロンの中でも東の方に位置しています。
しかるに、北アバロンのマップを見てみれば、大半のダンジョン(ゴブリンの穴・封印の地・ウォッチマンの巣)や
町(アバロンしかありませんが)は西側に集中しています。

この事実からして、彼は七英雄の本当の目的である次元転移装置がこれらの場所にあると睨んだのでしょう。
しかし、そのためには帝国が邪魔になってしまいます。そのために帝国を潰そうとしたと考えられますね。
 つまり彼がアバロンを襲った理由とは、
次元転移装置探索の妨げとなる帝国を潰しつつ自分の名を世に広める
という欲張りなものだったのです。

で、肝心の次元転移装置の探索についてはもう説明してしまいましたが、結論だけ書きます。
北アバロンにそれらしき施設はありません(爆)(お〜い by 乱兄)

さて、彼は唯一2回戦う七英雄ですが、彼が封印の地で復活した理由は何でしょうか?
 おそらく彼は封印の地に次元転移装置があると考えたのでしょうが、
そこを探索する前に彼自身が皇帝に倒されてしまったため、その執念が彼をあそこで復活させた
のではないかと考えられます。

以上、大した文ではありませんでしたが、ここまで読んで頂いて光栄です

しかばねこ様の見解

こんにちわ。HN「しかばねこ」と申す者です。
七英雄について自分なりの見解を考えてみたので読んで頂けると幸いです。満月亭のコラムを読んでて触発されました。

私が考えるに、ロマサガ2のストーリーは「人間の力を使っての、古代人と七英雄との代理戦争」であると言うことです。
まぁゲーム中でも忘れられた町でオアイーブに再会した皇帝がその可能性を疑っていましたが、まさしくその通りでしょう。
古代人達は次元移動装置の事故に見せかけて七英雄を追放しましたが、彼等がいつか戻ってくることは予想していた筈です。
だって不死身なんですから。

ですから、自分達が別世界に移動したからと言って全く安心出来ない訳です。
遺跡の痕跡などから七英雄達が自分達の居場所を突き止めて復讐に来るかもしれないですからね。
だから彼等は「防波堤」として、オアイーブ達忘れられた町の住人を残していったのでしょう。この世界で七英雄を亡き者にする為に・・・。
オアイーブは自分達の責任がどーたらとか抜かしていますが、これはど〜も胡散臭い。
何故なら彼女達は目の前でヤウダがワグナスの猛攻に遭っていても全く手助けしていないからです。
「自分達は殺されても仕方が無い」とか言っておきながら自分からは決して姿を見せようとはしていません。
これはどうも作為的なものを感じずにはいられません。
まぁそれは置いておいて、彼女達はやがて帰ってくる七英雄に対抗する為に色々と策を練っていた筈です。

話が同化の法に被ってしまいますが、案としては

1 自分達も七英雄ばりのモンスターと化す
2 技術的だか感情的にそれは無理なので、人間に同化の法を教えて代わりに戦ってもらう

といったところでしょう。結果的には2を選んだ様ですが・・・。

七英雄達の同化の法は、
倒した相手の肉体構成部品と自分の肉体構成部品を自由に組替えて、新しい肉体に改造する
と言う性質がある様です。
これはダンターグの第四形態が「吸収してやろう」と言った後にいきなり吸収されるのでは無く、襲い掛かってきますから
まず相手を行動不能にする」のが前提っぽいです。スービエの触手が頭部に移動するのもこれで説明出来ます。
ダンターグがハマッてしまうのも仕方無いですな。気分は愛車の改造と大差が無いです。
オアイーブ達はここまで完成度の高い術を再現出来なかったか、あるいはモンスターと化すのが嫌だったか、
とにかく彼女達はこちらの「同化の法」を採用しませんでした。
モンスターと化すのが人間であってもこれは使わなかったでしょう。下手すれば七英雄の二の舞ですからね。

そして、時が過ぎて七英雄達が帰ってきた時、彼女達は行動を起こします。
目を付けたのはアバロン帝国皇帝レオン。彼に目を付けた理由は「利用価値が高いから」でしょう。
アバロンは最盛期から比べるとかなり領土が狭まっていますから、
レオンの野心を突付けば彼が領土拡大の為に動きだして七英雄とぶつかる可能性も高くなります。
また、彼はそこそこ有能ですし清い人物なので、教えた同化の法を悪用する危険も無さそうです。
更におあつらえ向きなことに近くにクジンシーが陣取っています。
「クジンシーは危険だ」なんて言ってましたが、
当のクジンシーを「レオンが近々クジンシー討伐をするらしい」とか言って焚きつけたのは彼女ではないか?
とも邪推してしまいます。

七英雄について

ワグナス  :こいつがヤウダを攻める理由がいまいち不明でしたが、恐らくこれは「皇帝をヤウダにおびき寄せる為」ではないでしょうか?
        テレルテバのノエルからの情報で、忘れられた町の存在を知った彼は、恐らく彼等に対する効果的な復讐を考え、
        同時に皇帝に伝承法を教えたのが彼等であることにも気付いた筈です。
        あれは人間には少々分が過ぎますしね。聡明な彼は古代人達の思惑をすぐに見抜いたのでしょう。
        古代人達は既に、「復讐するに値しない程」に衰退していることも知った彼は、彼等に絶望を与える為に、
        彼等の尖兵であり唯一の実行者である皇帝を彼等のすぐ目の前で殺そうとしたのでしょう。
        「お前等のやっていることは無駄だ」とアピールしたかったんですな。
        彼の言動からは貴族の臭いがします。古代でもそれ相応の身分にあったのでしょう。
        明らかに手が無いのに「サイコバインド」が使えるのは、「自力で習得した」のでしょうね。
        「青水晶の槍」を持っていなくても「サンダーボルト」を使ってくる敵はウジャウジャいますしね。アルビオンとか・・・。
        トレードマークである「蝶の羽」ですが、下はともかく上の羽は、私には「鳥」の物に見えます。
        まぁ配下か異世界の妖精から奪ったものには違い無いでしょう。
        後期型は、妖精の力を犯してしまう程に強力な悪魔との同化をした結果だと考えます。
        ラルヴァクイーン程度が異世界からバンバン召喚出来るんですから、もっと強力な悪魔が召喚出来ても全く不思議はありません。

ノエル   :異常な強さを誇っておりますが、私的見解としてはこの強さは「修行で強くなった」物だと思います。
        何故か? それは彼が「モンスターの能力を一切持っていない」からです。
        ワグナスやボクオーンだってそうですが、彼の騎士の様な性格からすれば自力で体得したと考えたほうが自然な気がします。
        借り物の力で闘う事を彼は良しとはしない気がしますから。初期型がカウンターを連発するのも「争う意思が無い事の証明」でしょう。
        彼は剣すら抜いていません。その上、「そろそろやめにしませんか」との気遣いまでしてくれます。
        まさしく騎士の鏡の様な奴です。古代ではワグナスに仕える騎士だったのでしょう。
        (↑仕えていたというのはちょっと違うかと・・・ワグナスとノエルは同じ研究者であったはずです。 by 乱兄ぃ)

スービエ  :ワグナスの従兄弟とのことなので、彼もそれなりの地位の人物だったのでしょう。
        ただそのままでは絶対に大成はしなかったでしょうね。
        きっと「何かワグナスに付いていけばうまいことありそうだ」と考えていたんでしょう。美的なセンスも無い様ですし。

ロックブーケ:このお嬢さんはかなりワグナスに心酔している様です。
        それはともかく、彼女もノエルと同様「修行で強くなったクチ」じゃないでしょうか。
        根拠は無いですけど、やはり人間の姿に愛着があったのか、
        ひねくれて考えれば同化によって自分の美貌が損なわれるのが嫌だったかじゃないでしょうか?
        初期型の背後に漂っている悪霊、あれは死してなお彼女の色香に惑わされている馬鹿な男達の霊でしょう。
        皇帝よりもハエの様です。
        コスプレしただけで強さが桁違いになるのは説明不能です。召雷の連発はHPが700を超えていても平気で全滅します。

ダンターグ :同化の法にハマッてしまっているお馬鹿な人です。ミニ四駆の改造にいそしむ子供と何ら違いはありません。
        言動から、まぁ誰でも判りますが、元犯罪者が関の山でしょう。しかも野盗とかそんな感じの。
        彼は十二分に世の中から取り残されています。千年以上も洞窟を彷徨い続ける心情は全く理解できません。
        七英雄は時間の感覚がおかしいのでしょうか?

ボクオーン :植物の属性を持っていますが、別に植物系のモンスターと同化していた訳では無さそうです。「花粉」とか使ってきませんからね。
        恐らくは、栽培していた麻薬の原料となる植物との相性を良くする為に後からくっつけたんじゃないでしょうか?
        あの植物は元々数が少ないみたいですからね。
        人形との同化はしていないと思います。それだったら自分が人形の肉体を使った方がいいですしね。
        彼は自分が直接闘うことを想定していなかったんじゃないでしょうか?
        だからあんなに本体は貧弱なのでしょう。とすると、彼の担当は戦略規模での作戦の立案や裏方でしょう。
        人を操るのが好きで、それが人形を愛する理由でしょう。人形は自分の意のままに動いてくれますから。
        「七英雄を名乗ってみたかっただけなんだ!」 この言い訳には痺れました。

クジンシー :彼が同化しているモンスターですが、「まんまあの形態のモンスター」でしょう。
        他の連中と違って全体として統一感がありすぎるのが理由です。
        嫌らしい「ソウルスティール」は、どうも彼が独自に開発したものでしょう。
        もしモンスターの能力だとしたら、余程特殊な、それこそクジンシーしか召喚の方法を知らない様なモンスターじゃないでしょうか。
        直属の配下として不死系モンスターを使ってくる辺りから、
        彼は元々そういったものを作り出すのが得意な「ネクロマンサー」だったのかもしれません。使ってくるのも冥術が多いですし。
        死体をこねくりまわして悦に入ってる様な奴は「嫌われて」当然でしょう。

以上が私のロマサガ2、特に七英雄に関する見解です。こんな駄文を長々と読んで下さったことを深く感謝いたします。

ひげんちゅ様の見解

ロマサガ2の世界構成を考える上でおさえるべき点は、古代人は魂の寿命が永遠に近いということでしょう。古代人は人間ほど発展が早くないと思います。

たとえば余命1年の人と100年の人では、一つ一つの物事に対する意気込みの度合いが違うと予想されるからです。
永遠に近い寿命なら子孫繁栄などと言うことはあまり考えないでしょうし。

永遠に近い寿命ゆえモンスターを恐れ、七英雄という存在が生まれた。そこはよく解るが、
「巨大な力を持ったかつての英雄をも恐れるようになった」
というのはどこまで有力な話として考えていいのだろうか?
七英雄は他の古代人たちを脅かすような欲望を抱いたのであろうか?
先程の「意気込みの度合い」からそのような疑問をいだくのである。

古代人たちは天変地異を察知して次元移動装置をつくり、七英雄を純粋に優先的に先に送り出したのではないであろうか?
(乱兄ぃ注:マンガではこのようなストーリーになっています。)
結果として装置の欠陥が見つかり、補正後に一部を残し、残りの古代人たちが転送して行ったのでは?

オアイーブやサクザーなどの残った古代人たちは、七英雄に対して後ろめたい思いから転送せずに残り、やがて帰ってきた七英雄と会ったのであろう。
そして、七英雄が体験した苦難と同じように居残り組みも相当な苦難を受けたと予想される為、七英雄は彼ら居残り組みのことは許し、転送していった古代人たちに憎悪をいだく事になるのであろう。

七英雄たちは古代人への復習の為、現代に残る古代文明を探すと共に、(人間は「意気込みの度合い」が高く、向上心が強い為)いまやモンスターを凌ぐ脅威となった人間たちをけん制する為各地に散らばる。

世界で国を形成する3国家、アバロンには必殺のソウルスティール使いクジンシー、カンバーランドにはずる賢いボクオーン、ヤウダには七英雄のリーダーの一人ワグナス、
がそれぞれけん制して攪乱することとし、スービエ、ロックブーケ、ノエルは古代文明を探し、ダンタークはひたすら力をつける事に。

クジンシーはソウルスティールでアバロンを滅ぼそうとする。
が、アバロンの皇帝に伝承法でやられてしまう。
(7英雄は伝承法を、術などと同じように古代文明の名残と考えたのでは?)

ボクオーンは麻薬輸出により地上戦艦を建設。
サイフリートの反乱と共にカンバーランドを地上戦艦にてつぶそうとする。

ワグナスは古代文明探しを優先していたが、
テレルテバまで進出し各地の力と結合したアバロン帝国と、明らかに異なった文明経過をたどるヤウダ王朝との結合は、絶対に阻止しなければならないとヤウダの侵攻を開始。
(七英雄の同化の法同様、異なる力との結合が力を強めると思うであろう)

スービエは海中に沈んでいるかもしれない古代文明を探す。

ロックブーケは次元移動装置そのものを探す。

ノエルも次元移動装置を探す。
ノエルが皇帝にやられてもサクザーがけろっとしていたのは、復活できるのを知っていたからであろう。
ロックブーケがやられてノエルが逆上するのは、人間に直接危害を加えていないロックブーケを倒した為。

オアイーブは七英雄の復習を阻止する為、「意気込みの度合い」の高い人間に伝承法を伝授しようとした。アバロンには運も味方し伝授できた。
もちろん他の国家カンバーランド、ヤウダにも伝授しようしたが、カンバーランドでは異民に対する防衛心から拒絶され、ヤウダではアト王から拒絶されたのでは?

長々書いてしまいました。
もっと細かく書こうと思っていましたがとりあえずこれで終わりにしておきます

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