歴史学各論・ヤウダ編

ワグナス討伐 詩人の楽器 歴史学インデックスへ
 
担当:天晴%不名誉学長

※オフで読むことを勧めざるを得ないぐらい、長いです(汗)

はじめに

大変長らくお待たせしました(待ってた人いるのか)。
遥か東、ヤウダの国の歴史学です。

その前に、地理的な知識もおさらいしておきましょう。
ヤウダ王国は、上述のように(トーレンスを別とすれば)大陸の東の外れに位置します。
そのため、独特の(数百年前の某国のような)文化を醸し出しています。
服装や街並みだけでなく、交易されている武器などからもそれは窺い知ることができます。

ヤウダへの交通手段は、
 ・テレルテバ(メルー地方)−ユウヤン間の船を利用する
 ・サラマットの密林を抜けて徒歩で来る
以上の二通りです。(トーレンス側からチカパ山を越えてくる、というのは帰り道なので数えません)
船で来た時にサラマット側へ出るためには、ユウヤンの酒場で町人のホラ話を聞く必要があります。
勿論、統一後はマップ移動もできます。

この地で起こるイベントは2つ。
うち一つはこの地方の制圧に関わり、もう一つは他の地域をも巻き込んだ大捜索劇に・・・(大げさ)

 
ワグナス討伐 〜悲劇!セキシュウサイ〜

ヤウダのイベントの中心は、ハクロ城に拠ってこの国を脅かす七英雄ワグナスの討伐です。
ワグナスは七英雄リーダーと目される存在。実力ではノエルが上とかいわれてますが、
そこは腐っても(笑)リーダーです。攻略には相応の困難を伴います。

さて、このイベント、メルー砂漠のテレルテバの塔で、上記の「ノエルが実力一」と言って憚らない
ノエルの部下モンスターを倒さないと発生しません。
即ち、メルー地方統一後に限られるわけです。
(2代目書記官注:正確には、ノエルと和解してメルーを統一しても可です)
ノエルを上回る真のリーダー・ワグナスを演出するためでしょうか?
ちなみに、イベント前にユウヤンに船で来ても、町人は平和そうにしていて情報をくれないので、
サラマット(出していれば)しか行先がありません。

<チョントウ城>

メルーを平定してからユウヤンに赴くと、町人はこの国の王の居城と、もうひとつの街について教えてくれます。
先にリャンシャンに行っても、総督にあたるセキシュウサイは挨拶するだけです。
そこで、チョントウ城に行ってアト王に面会すると、皇帝は侵略者呼ばわりされて追い返され、
我流「二虎競食の計」を、セキシュウサイの諌止を聞き容れずに強行します。
(このあたり、名の由来である阿斗=後主劉禅とは、愚君である点しか共通しない気が・・・)

忠臣セキシュウサイにとって、如何なる命であろうとも君命は絶対。
リャンシャンの居宅を訪れた皇帝に、彼は止むに止まれず宣戦を布告します。
(このときの皇帝の台詞は、口調によって大幅に変化します)
そして、このセキシュウサイの言葉が、チョントウ城の異変のスイッチになっています。

この後すぐ、再びチョントウ城へ行くか、行かないか。
後の展開が多少変わります。
まず、行かないで年代ジャンプしてしまったとき。(1年経過の場合は未確認)
後の世の皇帝がチョントウ城を訪れると、天守閣の最上階の悪魔系中ボスを残して、
人もモンスターもすべて姿を消しています。
倒せばリャンシャンでハクロ城の場所は聞けるようになりますが、
セキシュウサイ邸は無人になり、イーストガードを仲間にできません。

直後に再訪した場合、城内にはモンスターが徘徊しています。
そして、最上階には悪魔系中ボス(こいつを倒せばモンスターはすべて消滅)、
その奥にアト王とセキシュウサイが。

セキシュウサイ
「…かの名高き帝国の皇帝が相手とは この一戦、わが生涯の誉れ!
 アト王が臣、セキシュウサイ! 参る!」

皇帝と一対一です。カウンター「無刀取り」にだけは要注意です。勝つ気ならば術を使いましょう。
皇帝が勝った場合、セキシュウサイの最期の命乞いの後、
アト王の処遇について選択肢が出ます。
 ・こいつは許さん。
 ・許す。
どちらを選んでも、結局は許してしまいますし(笑)、たとえ勝っても負けてもその後の展開には違いは生じません。
セキシュウサイも、どちらにせよ命を落としてしまいます(涙)
但し、皇帝の口調も加えると、このシーンの台詞のバリエーションは多くなっています。
是非、姉御系皇帝(謎)で、「こいつは許さん」と言わせましょう。(笑)

この後、同様にリャンシャンの町人から、ハクロ城の場所を聞くことができます。
さらに、年代ジャンプまたはワグナス討伐を行ってしまわない限り
セキシュウサイ邸で、彼の孫であるジュウベイをイーストガードとして加えることができます。
これ以外の展開は、年代ジャンプを挟んでも変わりません。

<ハクロ城・浮遊城>

門番の人間系はアイテム稼ぎに・・・(ゴスッ)
痛。コーナーが違いました。
この城の本丸に行きたいわけですが、入口正面の扉はこちら側からは開きません。
城の外壁伝いに回り道するしかありません。
ボスは人間系。倒すと、ワグナス登場です。戦いにはなりません。
本丸の地盤ごと空中に持ち上げて、城と共に去ってしまいます。
忘れがちですが、消えた本丸の穴の向こう側には、クラウン入りの宝箱があるので、
必要ならば回収しましょう。

さて、皇帝が空を飛べでもすれば話は早いですが、大抵の場合そうはいきません。
 ・空を飛べるイーリスに手伝ってもらう
 ・空を飛ぶ道具(製作者の意図に反し(笑))を使う
どちらかの手段を使わなければ、ワグナスを追うことはできません。
空飛ぶハクロ城本丸、即ち浮遊城は、チョントウ城の上空を覆っています。
時が経てば、王国内の各都市上空に移動するようですので、自力で飛ぶ時には、真下の街に行きましょう。
(なお、私はリャンシャン上空しか確認していません)

人力風起こし。ソーモンに住むヒラガ一族の発明品のひとつです。
ヒラガ家が一定代数を迎えた時に発明されるともいわれますが、登場条件の詳細は不明です。
この機械、使用者に腕力(というか、脚力?)がないと風など全く起こりませんが、
あったらあったで、涼むどころか自分ごと上空に飛んでいってしまいます。
(飛ぶのに必要な腕力の判定基準は、パラメータではなくクラスだったはずですが、後ほど補足します)
これを持っていて、飛べるだけの力のある皇帝ならば、浮遊城に辿り着くことができます。
なお、よく言われる話ですが、人力風起こしは何度使っても壊れません
「壊れそうだ」とは言っていますが、必ず回収されて帝国倉庫に戻っています(笑)

皇帝の腕力が低くて人力風起こしを使えない、またはヒラガが発明さえしてくれない、等の場合、
チカパ山に住むイーリスに助力を仰ぐことになります。
これに関しては、次の「詩人の楽器イベント」の解説に譲ります。

ともあれ、浮遊城に辿り着くと、皇帝の台詞どおり、ワグナスに会うまで帰れません。
城内のモンスターは数が多く、避けられない位置に配置されているものもいます。
攻略ルートの長さだけ考えれば、ロマサガ2最大の難所かもしれません。
氷竜との戦闘は必須ではないので、竜槍ゲイボルグを奪うつもりでもない限り、無視して平気です。
群がる敵をかき分けかき分け、やっとこさワグナスと相見えると、

ワグナス
「わが浮遊城へようこそ!
 ここまでは楽しんでいただけたかな?」

 ・十分楽しんだ
 ・ぜんぜん楽しくない
 ・もう帰る

上の2つはどちらを選んでも決戦に入ります。
「もう帰る」ですが・・・この場面で何と緊迫感の無い・・・
冗談のつもりで言ってみると、ご丁寧にもユウヤンに送り返してくれます。(何度でも)
おかげで、浮遊城は攻略完了までならば出入り自由となっています。

ワグナス戦については、いずれ他で解説したいと思います。
勝利すると字幕が出て、ヤウダ平定です。
年代ジャンプ発生率が他の字幕イベントよりも高いという報告もありますが、
このイベントの過程での戦闘回数が嵩むせいかもしれません。
また、イベントクリアによる年数カウントが若干多めとも思われます。

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