魔導士の謎とリアルクイーンの真の姿

!!注意!! この項の内容は、ネタバレ的記述を多量に含みます。

 

魔導士の謎

七英雄の謎はわかったのですが、コムルーン島の魔道士が何者なのかわかりません。
年代を超えて生きているところから古代人だろうという推察はネットでも見受けられますが、オアイーブや七英雄たちとは関係が無いようですし、
古代人の遺跡であると思われる浮島(彫像とかが一緒)に、所蔵されている冥の術の魔道書を狙っていることから、古代人ではないと思われます。
しかし、人間系モンスターだとすれば、冥の術を知らないのはちょっと変な気がします。
イーリス族やモール族のような、何処か人知れぬところに住む(主人公たちが行ける範囲外)けれど、知られていない種族といわれればそれまでですが・・・。
私なりに魔道士が何者か考えてみました。

1.コッペリアのような人造生命
これは単に見た目からと怪しげな寝言(?)からの連想にすぎません。
ファイナルファンタジー、SaGa2、クロノトリガー、等スクウェアにはロボットが登場することが多い!
ということが理由の一つです。(全く関係ないかもしれませんが・・・。)
非人道的なセリフを吐いてくれますが、これは機械ということでなく単にマッドだということに過ぎない思います。
でも、この仮定では魔法を使えるということに少し疑問が残ります。

2.古代人の血を受け継ぐ人間の先祖がえり
これはゲーム本編からではありませんが、ちょっとした参考文献があります。
津守時生著『やさしい竜の殺し方』です。イラストはロマサガと同じ小林智美画伯(以下人物敬称略)。
この作品には、古代人の血を濃く受け継いだ、強大な魔力を持つ魔術師が登場します。
だからなんだといわれそうですが、小林智美、津守時生は一緒に同人誌を出したりするなど交友関係があります。そして、ロマサガの画集『時織人』にも名前が出てきます。
つまり、「この関連で津守時生がある程度、『2』の段階で制作側にアイデア提供をした。」
もしくは、「本編に出ていないストーリーを小林智美が知っていて、津守時生はそのストーリーを参考にして執筆した。」
ということが考えられるのです。後者の方があり得そうですがね。
以上、私の妄想にすぎませんが、皆さんは如何お考えでしょうか?

それから『やさしい竜の殺し方』ですが、この作品にはバックストーリーとして古代人(エルフでもあります)が、壊れゆくこの世界に見切りをつけて(白銀の竜と共に)別な世界に去って行ったという部分もあります。
なんというか七英雄&古代人たちを連想させます。彼らは戻ってきてはいませんが。
このお話は『ロマンシング サ・ガ2』からというよりも、『指輪物語』(訳が悪かったので途中で読むのをやめたので確実なことはいえないのですが)のエルフ観から来ているのではないかと思います。
更にいうならば、津守時生(多戸雅之)の別の作品「夢幻不思議草紙・七宝奇譚シリーズ」においても、皇帝の継承システムに似たものが存在します。自分でも牽強付会だと思いますが。
なお、津守時生の作品は基本的にナニな、女性向けな内容です。そこを気にしなければ物凄く面白いので、一読をお勧めします。

以上、勝手な意見ばかり並べました。しかし、魔道士はいったい何者なのでしょうか?
昔、魔道士の砦の最初の像の間で、何でダッシュがいったん止まるのかさっぱりわからず、ゲームを諦めた頃に友人から仕掛けを聞き驚きましたが、この度クリアしてみて依然、その存在が謎であることに気づかされました。
……もしかして『大全集』に書いてあるのでしょうか?

追伸
魔導士はもっとも術法研究所に招聘したい人材ですよね。影でこっそり研究するくらいなら彼を殺す必要はなかったと思いますし。
同様に帝国大学もヒラガ一族を在野のままにせず招聘すべきだとおもいますが。
リアルクイーンの真の姿

古代人の敵、強力なモンスターは実は蟻だった?
リアルクイーンが、
「七英雄をも恐れさせた私の真の姿再び!」(うろ覚え)
とか言っているのが、ハッタリでなければそういうことでしょう。

蟻どものアヴァロン襲撃の状態から見ても非常に脅威的な存在です。
(何故に、「ぽぎー」となって食い破られた人々が元に戻るのかはわかりませんが・・・。)
高度な技術を持つ古代人でも、あれを防ぐのは容易なことではないでしょう。
非常に醜い死に様なである他に、いくら竜や巨人を使えても巣を見つけるのは大変でしょうしね。一匹見つけたら町中「ぽぎー」ですよ。(笑)
たぶん世界中に複数の女王と巣があったんでしょう。
羽根もありますから多分飛べるでしょうし、タームの群れが一斉に飛来して(飛蝗?)町を襲うこともあったでしょうね。
それら全てが七英雄に叩き潰されて、皇帝にしたみたいに卵をくっつけておいて、結果としてサバンナに一つの女王だけが残ったと。(気候変動とかの影響も受けたかもしれません)
七英雄に蟻と合体しようとする奴がいないのはその為かもしれません。
奇しくも彼らを絶滅に追いやった七英雄が帰って来た頃に、漸くサバンナの巣も拡張できるぐらいに再興されたんでしょう。
クイーンからリアルクイーンへの記憶の伝達から察するに、多分アヴァロンの皇帝を葬った後は、七英雄へと矛先は向けられるはずだったんでしょう。
もしかすると封印の地は、元は蟻の巣の一つだったのかもしれません。
忌まわしきものが存在した場所(蟻の巣)、それが古代人から現行人類に移るに従って墓場となり、忌まわしきものが蟻から死者(もしくはアンデッド)に変わっていったのではないでしょうか。
こう考えると七英雄が白蟻駆除の業者としか思えず格好悪いですが、ボクオーンには砒素(←ん、麻薬だったはずでは? by 乱兄ぃ)が似合いすぎる気がするのは私だけでしょうか?
蟻と白蟻が違う種類なのは知っていますが、この場合タームのことで適当に併用してます。

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