七英雄はまともか?

!!注意!! この項の内容は、ネタバレ的記述を多量に含みます。

 

七英雄について

世界設定の裏の深読みもしくはホラ話ということでまた投稿させていただきます。
また「古代人の謎」に関わるような、関わらないような微妙な内容で申し訳ありませんが、「七英雄はまともか?」ということについてです。
これによって七英雄の起った理由及び追放の訳が(たぶん)説明されるかと存じます。
少々不適切、一部の方に不快を与えかねない表現が頻出しますので、そういった方は読まないでください。

リーダー:ワグナス
 同志 :ノエル
その妹 :ロックブーケ
乱暴者 :ダンターグ
卑怯者 :ボクオーン
嫌われ者:クジンシー

上記の六人に比べてスービエは、「ワグナスのいとこ」といった血縁関係を表す言葉で表現されているのみ。
これはいったいどういうことでありましょうか?
「ならば、ロックブーケはどうだ!ノエルの妹ではないか!!」
と言われそうですが、そこが私の言いたいところであります。
そう彼女はブラコンです。ついでに、ノエルはシスコン
近親相姦はやはり古代人の間でも不道徳じゃないのでしょうか。
(現代人の常識とは違う場合もありうるとは思いますが。)

つまり「いとこ」で表される関係は、表の血縁関係と裏の不道徳的な関係も表しているのではないか、と。
ノエル×ロックブーケの関係に当てはめるならば、ワグナス×スービエとなりますね。
ワグナスは(たぶん)両性具有でどっちもイケるバイセクシャルですから、単純にホモと決め付けるわけには行きませんが、やっぱり不道徳ですよね。
(中国のように血が澱まないように、同姓での結婚はしないという取り決めもあったかもしれません。ま、どっちにしろ同性ですが)

寿命が長い分、子を産むことが少ない古代人にとっては健康な子を生すということは非常に重要なことだったのだと思います。
それを成さぬことは禁忌であり、禁忌に耽って義務を果たさず社会的な道徳の混乱を招く存在はやはり異端とされたでしょう。
それ故に彼等はモンスター退治に赴かざるをえなかったのでしょう。
性の自由を認めてもらうという交換条件があったと思います。
彼等は異端が故に同志となったのです。(ちなみに香港では「同志」はホモの隠語だそうですが…)
いくら危機を救ってくれた英雄といえど、社会道徳に反していてはもはや社会にとっては敵でしかありません。
用済みになった彼等は異次元へと追放……。

バイセクシャルで両性具有なワグナス様。
触手(淫獣)でホモセクシャルなスービエ様
シスコン    ノエル
ブラコン    ロックブーケ
サディスト   ダンターグ
人形フェチ   ボクオーン
ネクロフィリア クジンシー

これが彼らのサガでしょう。
(ワグナス様については、帝国大学の試験からわかるようにロックブーケが紅一点であることから、女性ではないことがわかりますし、
戦闘できるタイプが女性顔バージョンと男性顔バージョンがあることから、セクサレス、ユニセックス、アンドロギュヌスのいずれかであると思われますが一応両性具有にしておきます。
戸籍上は男でしょう、たぶん。)

そんなこんなでジャイアン、スネ夫、のび太のような三馬鹿トリオだけでなく、七英雄の皆さんはやっぱり全員アウトローではないか、と思えてくるのであります。
そうでなければ三馬鹿トリオだけを追放すれば後はめでたしめでたしだったと思うのですけれど。
そうはならなかったのはやっぱり残りの四人にも問題があったのではないでしょうか。
他の四人が次元移動装置に乗らないとボクオーンが警戒して乗らないので追放できないとか、同志として血の契約を結んでいるから残りの四人が古代人に報復するとかも考えることもできますが。

七英雄のわりかしまともな連中にしてもまともなら何故追放の憂き目に遭うのか、という疑問があったわけでして、
三馬鹿トリオに関わったばかりにという友達は選べという教訓が含まれているのか、
まともが故にゆえ、なき追放に悲哀の度合いが強く彼等の狂気もまた深まってくるということでしょうかね。

英雄たちを故意に貶めてみましたがいかがなものでしょうか?
七英雄は堕ちた英雄でなく初めから堕ちていたのではないか、と。

雄山